昨日(2023年11月23日)のWTI原油動向振り返り
- 終値:76.646(-0.430)<-0.56%>
※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
USOILは続落。
今週末に開催予定だったOPECプラス会合が、30日(木)のオンライン会合に延期になった旨が発表されました。
OPECのプレスリリースでは延期理由が示されていないものの、報道によると、OPEC内で意見調整がまとまらなかった模様です。
今回の会合はイスラエルとハマスの武力衝突が発生してから初の開催であり、原油の生産抑制継続や追加減産なども予想されていました。
会合延期は売り材料とみなされた模様で、USOILは価格を下げました。
【WTI原油(USOIL)】本日(2023年11月24日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年11月24日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
ローソク足は2営業日連続で陰線を形成して続落。
平均足の水準から売り圧力が強まり、反落している形です。
平均足は陰連し、長い下ヒゲを伸ばしていることから、売り優勢が続いています。
目先は、このまま続落していくか、反発して平均足を再び試すかに注目です。
<1時間足チャート分析>
ローソク足は一定の高値と安値の間で動いており、トレンドが出ていない状況です。
一時は陰線を連続させて平均足を大きく下抜きましたが、現在は平均足の水準まで反発しています。
平均足は陽線と陰線を切り替えながら推移しており、方向感のないことを示しています。
目先は、上と下のどちらに放れるかで、上に位置する中期レジスタンスラインを目指して上昇するか、下に引かれた中期サポートラインを目指して下落するかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
2023年11月17日時点の米国の原油リグ稼働数は500基で、前週の494基から6基増加しました。
400基台まで減少傾向が続いていたリグ数は、500基台まで回復しました。
11月24日8時現在のWTI原油価格は76ドル台で推移しており、2営業日連続で下落しています。
原油在庫の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、2023年11月17日時点の原油在庫は前週比で870万バレルほど増加し、およそ4億4805万バレルです。
2023年8月から減少傾向だった原油在庫は増加基調に転換し、過去5年における平均値まで近づいている状況です。
またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート
Published by
OANDA Lab編集部
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