昨日(2023年11月27日)の天然ガス動向振り返り
- 終値:2.695(-0.021)<-0.77%>
※OANDAが提供する商品CFD「天然ガス(NATGAS)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
NATGAS価格は下落が継続。
天然ガスの在庫は引き続き高水準で、米国内の気温は予想より高く推移しており、天然ガスの暖房需要が伸びない見込みです。
市場参加者はこれらの情報に注目していると報じられており、NATGAS価格は下落しました。
なお、米商品先物取引委員会(CFTC)により天然ガスの投機的ネットポジションが公開され、およそ12万の売り越しでした。
売り越し幅は減少トレンドでしたが、今年10月を境に再び増加に転じています。
【天然ガス(NATGAS)】本日(2023年11月28日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年11月28日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
安値を切り下げましたが、下ヒゲを伸ばした陽線を形成。
平均足は陰連し、ローソク足はその下を推移しており、売り優勢を示しています。
少し引いて見ると、高値と安値を切り下げるトレンドが継続しています。
このまま下落の流れを継続するかどうかに注目です。
<1時間足チャート分析>
ローソク足が平均足の下を推移する状況が続いていましたが、反発上昇して引けました。
ローソク足は平均足の上に抜け出し、平均足は陽線に転換しています。
現在値は、以前のサポートラインとレジスタンスラインで頭を押さえられています。
大局では下降トレンドが続いており、この上昇が一時的な戻りになるかがポイントになりそうです。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、米国内石油リグの稼働数は前週比で変わらず、500基です。
9月後半以降のリグ数は500前後で推移しています。
一方、天然ガスのリグ数は、前週から3基増加して117基でした。
今年8月中旬以降、おおむね110台で安定的に推移しています。
天然ガス貯蔵量の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、天然ガスの貯蔵量は前週比で7bcf(10億立方フィート)減少し、3,826 bcfでした。
市場予想は増加だった一方で実際には減少しており、在庫増加トレンドの転換を示す契機になる可能性があります。
また天然ガス(NATGAS)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>天然ガス(NATGAS)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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