昨日(2023年11月27日)のWTI原油動向振り返り
- 終値:75.243(-0.190)<-0.25%>
※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
USOILは4営業日続落。
先週、OPECプラス会合の30日(木)への延期が発表され、OPECプラス加盟国間で原油生産調整が進んでいないことが明らかになりました。
これが引き続き材料視され、USOIL価格は下落しています。
市場参加者はOPECプラス会合の結果を見極めようとしていると伝えられており、売り一巡後は買い戻しが進み、先週末終値を上抜ける場面もありました。
最終的に、先週末比マイナスで取引を終えています。
なお、米商品先物取引委員会(CFTC)により原油の投機的ネットポジションが公開され、およそ20万7,000の買い越しでした。
買い越し幅は、今年10月をピークに減少トレンドにあります。
【WTI原油(USOIL)】本日(2023年11月28日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年11月28日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
ローソク足は4営業日連続で陰線を形成。
平均足の下で下落を続けていることから、売りの勢いが強い状況です。
陰連している平均足は長い下ヒゲを伸ばしており、大局は売り優勢を示しています。
目先は、このまま直近安値水準まで下落を続けるかに注目です。
<1時間足チャート分析>
平均足の下で高値と安値を切り下げていたローソク足は反発。
直近安値水準から買い圧力が強まり、現在は平均足を上抜いた状況です。
平均足は陰連から陽線に転換しましたが、上下に長いヒゲを伸ばしており、相場の気迷いを示しています。
目先は、このまま上昇していくか、それとも下落して平均足を下抜くかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
2023年11月22日時点の米国の原油リグ稼働数は、前週から増減なしの500基です。
WTI原油価格は4営業日連続で下落しており、11月28日8時現在は75ドル台で推移しています。
原油在庫の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、2023年11月17日時点の原油在庫は前週比で870万バレルほど増加し、およそ4億4805万バレルです。
直近の原油在庫は増加しており、一般的に原油在庫の増加は原油価格のマイナス材料として考えられます。
またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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