昨日(2023年11月28日)のユーロ円動向振り返り
ユーロ円は円高が進行。
午前中のユーロ円は、円が主要通貨に対して強くなったことを受け、円高で推移しました。
夕刻には円が全般的に弱く、元の水準に戻しています。
夜になるとケース・シラー米住宅価格指数や消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)が発表され、強弱まちまちの内容でした。
米政策金利引き上げの打ち止め感が市場に広がった模様で、ドルが弱い動きを示し、ユーロ円も連れて円高が進んでいます。
なお、日本やユーロ圏の要人からは、金利等に関する発言は伝わっていません。
本日(2023年11月29日)のユーロ円チャートテクニカル分析
(チャートは2023年11月29日7時のもの。「Orderbook3」を表示)
「オーダーブック」を見ると、161円台後半に、特に厚い買い注文があります。
サポートライン付近に位置しており、これを意識した注文の模様です。
また、162円台前半から163円台前半にかけても、注文のまとまりを確認できます。
現在値よりも円安に位置しており、ユーロ円の反発を想定した注文の可能性があります。
その一方、164円台前半に、特に厚い売り注文を確認できます。
レジスタンスラインよりも少し円安の水準で発注されており、これに着目した注文だと考えられます。
しかし、163円台前半よりも円高の範囲では、売り注文が乏しいです。
現在値を含む範囲であり、積極的に売りたいトレーダーの人数は少ない可能性があります。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ユーロ円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2023年11月29日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ユーロ円と強い相関関係だったのは、ドル円、ポンド円そして豪ドル円です。
その一方、強い逆相関関係だったのは豪ドル米ドルです。
ユーロドルやポンドドルとも逆相関関係でした。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
ユーロ、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2023年11月29日7時のもの)
直近で最も強い通貨は円、最も弱い通貨はドルです。
円は午前中にプラス幅を広げ、夜にゼロ付近まで戻したものの、深夜から未明にかけて再びプラス幅を広げました。
ユーロはプラス圏に浮上する場面があったものの、おおむねマイナス圏で推移しました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
本日(2023年11月29日)の主な経済指標
22:00 11月消費者物価指数(速報値)
22:30 7-9月期四半期GDP(改定値)
24:05 ベイリーBOE総裁 発言
またEUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>EUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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