米7-9月期GDP(国内総生産・改定値)は前期比年率+5.2%:市場予想比+0.2%でドル円は上昇で反応

マーケットレポート

米7-9月期GDP(国内総生産・改定値):市場予想と結果

       
7-9月(速報値) 市場予想 結果
GDP(実質国内総生産) +4.9% +5.0% 5.2%

米国の2023年7-9月期GDP(実質国内総生産、改定値)は、前期比年率で5.2%増加しました。
これは市場予想の5.0%よりも0.2%大きい値です。

米7-9月期GDP(改定値)の品目別データ

米7-9月期GDP(改定値)の品目別データ

内訳別に見ると、個人消費は3.6%で速報値の4.0%から減速しました。
財は4.7%(速報値は4.8%)、サービスは3.0%(速報値は3.6%)であり、財・サービスいずれも消費が伸び悩んでいることがわかります。

その一方、設備投資は1.3%で速報値の-0.1%から改善し、住宅投資は6.2%(速報値は3.9%)を記録し大幅に伸びています。
また、政府支出も5.5%(速報値は4.6%)に増えました。
なお、所得面から経済活動を把握する国内総所得(GDI)は1.5%です。

米7-9月期GDP発表前後のドル円相場

米7-9月期GDP発表前後のドル円相場
(赤矢印部分で指標発表)

ドル円を5分足チャートで見ると、20時ごろまで円安が進んだのち、円高に転じて22時30分を迎えたことがわかります。
GDP発表直後、長い下ヒゲを作りつつ上昇で反応したものの、直近高値を超えられずに停滞気味で推移しています。
為替レートがさらに上昇するには、直近高値を超えられるかどうかがポイントになりそうです。

またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート

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