昨日(2023年11月30日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
US30(米国ウォールストリート株価指数30):35921.5(+391.5)<+1.10%>
US100(米国100株価指数):15927.2(-84.4)<-0.53%>
US500(米国500株価指数):4565.0(+9.0)<+0.20%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
11月30日の米国株主要3指数はまちまちの展開で、US30が大きく高値を更新する一方で、US100は反落、US500は小動きとなりました。
好決算を発表したセールスフォース / Salesforce, Inc.が、取引時間前半に大きく上昇(+9.4%)することで、US30も大きく上昇しました。
さらに、シカゴ景況指数(PMI)が市場予想を上回る好結果だったことで、ボーイング / The Boeing Companyが3.2%上昇するなど、景気に敏感な銘柄が買われ、さらにUS30は上昇しました。
一方で、長期金利上昇が重石となり、ハイテク株が伸び悩みました。
それにより、ハイテク銘柄主体のUS100は下降しています。
昨日発表された個人消費支出(PCE)は、前年同月比で2年7か月ぶりの低水準で、インフレが落ち着いていることを示したものの、株価への影響は少なかったです。
本日には、パウエルFRB議長の発言があります。
US500が参照するS&P500の主要な11セクターでは、ヘルスケアが大きく上がり、通信サービスが大きく下がりました。
個別で見ていくと、ユナイテッドヘルス・グループ / UnitedHealth Group Incorporatedが3.4%上昇、アメリカン・エキスプレス / American Express Companyが2.0%上昇、トラベラーズ / The Travelers Companies, Inc.が1.8%上昇、ジョンソン・エンド・ジョンソン / Johnson & Johnsonが1.7%上昇、プロクター・アンド・ギャンブル / The Procter & Gamble Companyが1.6%上昇しています。
逆にインテル / Intel Corporationは0.5%下降、ウォルマート / Walmart Inc.が0.3%下降、シェブロン / Chevron Corporationが0.2%下降しています。
フォード・モーター / Ford Motor Companyは、全米自動車労働組合がストライキ後に結んだ新たな労働協約により、88億ドルの追加費用が発生する見通しとなり、3.1%下降しました。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年12月1日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年12月1日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は長い陽線が立ち3連騰、今年夏の高値を終値でブレイクしました。
平均足は依然として実体が長く、上にのみヒゲが伸びる上昇圧の強い形です。
200日移動平均線の傾き、位置関係からも上昇トレンドと考えられます。
ただしローソク足と平均足の乖離が大きくなっているので、一時的な押し目をつける可能性も考えられます。
<1時間足チャート分析>
高値と安値を切り上げながら、陽線の平均足の上をローソク足が推移する展開が続いていましたが、前日の取引時間終了直前に大きく上昇して引けました。
平均足は、実体が長く上ヒゲのみが伸びており、上昇の勢いが強い形状です。
ただし、ローソク足との乖離が大きくなっているため、短期的に反落するケースも想定されます。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2023年12月1日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年12月1日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
高値圏でのもみ合いが続いている中、前日の日足は陰線で引けました。
ローソク足の終値が、平均足のヒゲの領域に入り込んでいます。
ローソク足が平均足より上を推移しており、平均足も買い圧力が強いパターンを示しているため、大局は上昇トレンドと考えられます。
<1時間足チャート分析>
ローソク足と平均足が何度か交わっている展開から、中期のレジスタンスラインをつけつつ、長い陰線が連続出現して大きく下落しました。
この下落で長期のサポートラインを下抜けするものの反発し、もう一度サポートラインより上に価格が戻っています。
上下動は激しいものの、短期的には下目線であると考えられます。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2023年12月1日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年12月1日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
高値圏での小動きが続いている中で、前日の日足は陽線となりました。
下ヒゲと平均足の上ヒゲが接触しています。
ローソク足>平均足の位置関係は保たれており、平均足は実体が長く、上にのみヒゲが伸びる形で、買い圧力の強さを示しています。
200日移動平均線も右肩上がりなので、大きな流れは買い優勢と考えられます。
<1時間足チャート分析>
長期のレジスタンスラインとサポートラインに挟まれた価格帯を値動きするレンジ相場になっています。
ローソク足と平均足が何度も交差していることからも、トレンドがないことを示しています。
直近は2回、長期レジスタンスラインに上昇を阻まれていますが、今後上下どちらのラインを試していくかがポイントになりそうです。
US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
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本日(2023年12月1日)の主な米国経済指標
12月1日(金)23:45(米国)11月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
12月1日(金)24:00(米国)11月ISM製造業景況指数
12月1日(金)25:00(米国)パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
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OANDA Lab編集部
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