昨日(2023年12月4日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
US30(米国ウォールストリート株価指数30):36188.0(-65.2)<-0.18%>
US100(米国100株価指数):15836.2(-165.6)<-1.03%>
US500(米国500株価指数):4567.7(-30.0)<-0.65%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
12月4日の米国株主要3指数は反落傾向で、特にUS100が1%を超える下落率を記録しました。
この日は大きな材料がなく、金曜日に雇用統計を控えていることもあり、これまで大きく上昇してきたハイテク銘柄中心に利益確定売りが先行しました。
このハイテク銘柄の下落には米国債利回りの上昇も影響しており、マイクロソフト / Microsoft Corporation、アップル / Apple Inc.、エヌビディア / NVIDIA Corporation、アマゾン・ドット・コム / Amazon.com, Inc.などが売られ、US500が参照するS&P500も下落しました。
市場ではFRB関係者の発言を受けて、来年3月に利下げが始まるという観測が織り込まれ始めています。
雇用統計が、この方向性について新たな材料を示すのではないかという期待が市場にあります。
個別で見ていくと、セールスフォース / Salesforce, Inc.が3.6%下降、インテル / Intel Corporationが3.2%下降、マイクロソフト / Microsoft Corporationが1.4%下降、ベライゾン・コミュニケーションズ / Verizon Communications Inc.が1.4%下降、アップル / Apple Inc.が1.0%下降しました。
スリーエム / 3M Companyは、英国の金融大手バークレイズの株価目標引き上げの影響で3.6%上昇しました。
メルク / Merck & Co., Inc.は1.6%上昇、ナイキ / NIKE, Inc.が1.5%上昇しました。
ウーバー・テクノロジーズ / Uber Technologies, Inc.は、18日からUS500が参照するS&P500の構成銘柄に入ると発表されて2.2%上昇しました。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年12月5日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年12月5日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は陰線で引けたものの、高値圏で下ヒゲを伸ばしました。
平均足は陽連が長く続いており、実体が長く、上にのみヒゲが伸びる形状です。
また200日移動平均線も右肩上がりで、その上をローソク足が推移していることから、大局は上昇トレンドと考えられます。
フィボナッチの23.6%や38.2%までの押し目をつけるか、もう一段階続伸するかに注目です。
<1時間足チャート分析>
高値圏に引かれた中期のレジスタンスラインが、抵抗として機能している状態から反落し、平均足を割込みました。
それに伴い平均足も陰転していますが、再度反転上昇して平均足より上にローソク足が出ました。
上昇トレンドが継続し、すぐ上にある中期のレジスタンスラインを試していくかに注目が集まります。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2023年12月5日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年12月5日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は平均足を完全に割り込む下落が発生したものの、下ヒゲを長く伸ばして下落した分の半値程度は戻しています。
平均足は陽連中ですが、実体が短くなり始めており、下ヒゲも見えているので、上昇の力がやや弱まったことを示唆しています。
ただし200日移動平均線が右肩上がりなので、大きな流れは買い優勢です。
<1時間足チャート分析>
陰連中の平均足を伴う下落が発生し、長期、中期のサポートラインを相次いで割り込みました。
その後安値圏でV字反転して、中期のサポートライン付近まで戻って前日の取引を終えています。
中期サポートライン、平均足が抵抗帯になっての続落があるかがポイントになりそうです。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2023年12月5日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年12月5日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は長い陰線で引けて、毛抜き天井のようなローソク足の並びになりました。
下ヒゲは平均足の上ヒゲと接触しています。
平均足は陽連中で、200日移動平均線とローソク足の位置関係からも、大局は上昇トレンドと考えられます。
平均足がサポートとなり、続伸していく展開も想定されます。
<1時間足チャート分析>
陰連中の平均足に沿うように下落していき、長期のレジスタンスライン、中期のサポートラインを連続して割り込みました。
その後V字に反転して、中期のサポートラインを突破、長期のレジスタンスライン付近でもみ合っています。
平均足がレジスタンスになっての続落があるかどうかがポイントになりそうです。
US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
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本日(2023年12月5日)の主な米国経済指標
12月5日(火)23:45(米国)11月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
12月5日(火)23:45(米国)11月総合購買担当者景気指数(PMI、改定値)
12月5日(火)24:00(米国)10月雇用動態調査(JOLTS)求人件数
12月5日(火)24:00(米国)11月ISM非製造業景況指数(総合)
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OANDA Lab編集部
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