昨日(2023年12月7日)の豪ドル円動向振り返り
豪ドル円は円高が大幅に進行。
昨日は円が主要通貨に対して全面高で推移し、豪ドル円も円高でした。
植田日銀総裁がインフレ見通し等について発言し、日銀の金融政策修正に対する期待が高まった模様です。
日本の10年債利回りが大幅上昇し、豪ドル円は円高に進みました。
円高の動きは夜も続き、未明に急落して93円台をつけると、急反発して94円台に戻しています。
その後も徐々に円安に進み、95円台に乗せて1日の取引を終えました。
なお、豪州で貿易収支が発表されたものの豪ドル円は大きな反応を見せず、また、豪州要人の発言も伝わっていません。
本日(2023年12月8日)の豪ドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2023年12月8日7時のもの。「Orderbook3」を表示)
「オーダーブック」を見ると、94円台前半に特に厚い買い注文があります。
直近の長い下ヒゲ部分で発注されており、これが注目されている模様です。
また、95円台半ばにも、特に厚い買い注文があります。
レジスタンスライン付近で発注されており、円安を見込んだ注文の可能性があります。
その一方、95円付近から円安の範囲で、厚い売り注文を確認できます。
現在値よりも円安の範囲で発注されており、売り圧力の強さがわかります。
その中でも、98円付近の売り注文が特に厚いです。
レジスタンスライン付近で発注されており、これが意識されていると考えられます。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
豪ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2023年12月8日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、豪ドル円と強い相関関係だったのは、ドル円、ユーロ円そしてポンド円です。
その一方、強い逆相関関係だったのは、ユーロドル、ポンドドルそして豪ドル米ドルです。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
豪ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2023年12月8日7時のもの)
直近で最も強い通貨は円、最も弱い通貨はスイスフランです。
円は午前中からプラス幅を広げ、日付が変わった後もプラス幅を拡大しました。
豪ドルは夜までゼロを中心に取引され、その後はプラス幅を広げる展開でした。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
本日(2023年12月8日)の主な経済指標
08:50(日本)10月国際収支・貿易収支
22:30(米国)11月非農業部門雇用者数変化
22:30(米国)11月失業率
24:00(米国)12月ミシガン大学消費者態度指数
またAUD/JPY(豪ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>AUD/JPY(豪ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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