昨日(2023年12月7日)の天然ガス動向振り返り
- 終値:2.408(-0.002)<-0.08%>
※OANDAが提供する商品CFD「天然ガス(NATGAS)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
NATGAS価格はほぼ変わらず。
昨日の取引前半は、一昨日までのトレンドを引き継ぎ、NATGASが売られる展開でした。
その後、米エネルギー情報局(EIA)が週間在庫統計を発表し、前週比で117bcf(10億立方フィート)の減少でした。
市場予想を超える大幅な減少であり、市場はNATGASの買いで反応しています。
しかし、米国では来週にかけて平年より暖かい気温が予報されており、天然ガスの暖房需要が伸びないと報道されています。
NATGASの反発力は強いとはいえず、ほぼ変わらずで1日の取引を終えました。
【天然ガス(NATGAS)】本日(2023年12月8日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年12月8日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
ローソク足は上下に長いヒゲがあり、実体の短い陰線を形成しました。
平均足は陰連し、ローソク足はその下を推移中であり、売り優勢が続いています。
大幅安で6月来の支持帯を割れましたが、一旦下落が止まった状態です。
目先は、下落が再開するか、それとも節目価格2.40ドルを維持して反発するかに注目です。
<1時間足チャート分析>
7日の前半はジリ安で安値更新が続いたものの、反発を見せています。
平均足は陰連していましたが、反発により陽転しました。
反発後は高値と安値の切り上げがなされており、切り上げ後の下落の中で7日の取引を終えました。
高値と安値の切り上げを伴う反発を契機に、本格的に上昇入りするか注目されます。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
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石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、米国内石油リグの稼働数は前週比で5基増加し、505基です。
9月後半以降のリグ数は500基前後で推移しており、増加または減少のトレンドは見られません。
一方、天然ガスのリグ数は、前週から1基減少して116基でした。
今年8月中旬以降、おおむね110台を維持しています。
天然ガス貯蔵量の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、天然ガスの貯蔵量は前週比で117bcf(10億立方フィート)減少し、3,719 bcfでした。
市場予想より大きな下落幅を記録したものの、5年間の移動平均と比較すると在庫水準は高いままです。
また天然ガス(NATGAS)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>天然ガス(NATGAS)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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