米国の11月CPI(消費者物価指数):市場予想と結果
前年同月比
前回 | 市場予想 | 結果 | |
---|---|---|---|
CPI | +3.2% | +3.1% | +3.1% |
コアCPI | +4.0% | +4.0% | +4.0% |
前月比
前回 | 市場予想 | 結果 | |
---|---|---|---|
CPI | +0.0% | +0.0% | +0.1% |
コアCPI | +0.2% | +0.3% | +0.3% |
11月のCPIは前年同月比で+3.1%、市場予想の+3.1%と同じでした。
また、前月比は+0.1で、市場予想の+0.0%と比べて0.1%高い値でした。
その一方、コアCPIは前年同月比で+4.0%、前月比では+0.3%であり、いずれも市場予想と同じです。
米11月CPI(消費者物価指数)の品目別データ
内訳別に前月比で見ると、食品は0.2%(前月は0.3%)でインフレが沈静化し、商品(食品とエネルギー商品を除く)は-0.3%で前月の-0.1%と比べてマイナスが拡大しました。
また、エネルギー商品は-5.8%(前月は-4.9%)、ガソリンは-6.0%(前月は-5.0%)、そして燃料油は-2.7%(前月は-0.8%)で、エネルギー商品全体で低下幅が拡大しています。
その一方、電気は1.4%(前月は0.3%)、都市ガスは2.8%(前月は1.2%)であり、エネルギーサービスの上昇が目立ちます。
また、サービス(エネルギーサービスを除く)も0.5%の上昇で、前月の0.3%と比べてインフレーションが進みました。
サービスの内訳も全3項目が全て上昇しており、家賃など住居は0.4%(前月は0.3%)、輸送サービスは1.1%(前月は0.8%)、そして医療サービスは0.6%(前月は0.3%)でした。
米11月CPI発表前後のドル円相場
(赤矢印部分で指標発表)
ドル円を5分足チャートで見ると、米CPI発表前は円高だったことがわかります。
米CPIが発表されると乱高下したものの、上昇トレンドが形成され、直近高値を上回る場面もありました。
円安が継続するためには、直近高値を超えられるかどうかがポイントになりそうです。
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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