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NY株(米国主要株式市場)見通しとニュース :来年の利下げ加速の期待から買いが進み、主要3指数は揃って年初来高値を更新(2023年12月14日)

マーケットレポート

昨日(2023年12月13日)の米国主要3指数振り返り

  • 終値:
    US30(米国ウォールストリート株価指数30):37127.0(+520.0)<+1.42%>
    US100(米国100株価指数):16573.2(+175.4)<+1.07%>
    US500(米国500株価指数):4712.6(+60.0)<+1.29%>

※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。

12月13日の米国株主要3指数は揃って続伸し、年初来の高値を大きく更新しました。
いずれも1%を超える高い上昇率を見せています。

この日はFOMCが開かれ、FRBは3会合連続で政策金利を据え置くことを決定しました。
また、2024年の政策金利見通しも発表され、2024年は少なくとも計3回の利下げが想定される内容となりました。
市場はそれを好感して買いが優勢となり、大きく上昇した格好です。

US500が参照するS&P500の主要11セクターは全て上昇しました。
特に金利動向に敏感な不動産と公益事業が上げを牽引しています。

個別で見ると、幅広い銘柄に買いが入り、アップル / Apple Inc.は1.7%、プロクター・アンド・ギャンブル / The Procter & Gamble Companyは1.8%、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス / Walgreens Boots Alliance, Inc.は7.4%の上昇となりました。

その一方で、市場予想を下回る2024年の通期業績見通しを公表した製薬大手のファイザー / Pfizer Inc.は6.7%下降と、大きく落ち込みました。
また、IBM / International Business Machines Corporationは0.7%下降、ベライゾン・コミュニケーションズ / Verizon Communications Inc.は0.8%下降と、売られています。

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年12月14日)のチャートテクニカル分析

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年12月14日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年12月14日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

大陽線を形成して2022年1月の高値を更新し、3万7000ドル台に乗せました。
平均足は陽連し、ローソク足はその上を推移しており、買い優勢を示しています。
とはいえ、ローソク足が平均足から乖離しており、いったん押し目を作る展開も警戒されます。
目先は、高値更新の勢いを保ったまま上昇するか、調整の動きを見せるかに注目です。

<1時間足チャート分析>

ローソク足が平均足の上を安定して推移する上昇トレンドが継続している中で、FOMCの結果を受けて大陽線を形成し、大幅上昇しました。
とはいえ、直近は上ヒゲをつけて押し戻されている形です。
ローソク足が平均足から乖離しすぎているため、目先は下落の可能性に注意が必要です。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

【US100(米国100株価指数)】本日(2023年12月14日)のチャートテクニカル分析

【US100(米国100株価指数)】本日(2023年12月14日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年12月14日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

5営業日連続で陽線を形成し、2021年につけた過去最高値を目指しています。
しばらくローソク足と平均足が絡み合う状態が続いていましたが、そこから抜け出した形です。
とはいえ、ローソク足が平均足から乖離しているため、調整の動きを見せる可能性もあります。
目先は、高値更新を続けるか、いったん押し目を作るかに注目です。

<1時間足チャート分析>

直近の波動は安定した上昇トレンドが継続しています。
ローソク足は陽連する平均足の上を推移し、高値と安値を切り上げる状況です。
FOMCの結果を受けて大陽線を形成して引けました。
目先は、上昇の勢いを保ったまま高値更新できるかに注目です。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

【US500(米国500株価指数)】本日(2023年12月14日)のチャートテクニカル分析

【US500(米国500株価指数)】本日(2023年12月14日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年12月14日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

5営業日連続の陽線を形成し、今年7月の高値水準を明確に上抜けました。
ローソク足>平均足>200日移動平均線の位置関係が続いており、買い優勢の状況が見て取れます。
大陽線の形成により平均足から乖離しており、いったん押し目を作るかどうかがポイントになりそうです。

<1時間足チャート分析>

上昇波動の中で、やや横ばいの動きを見せていたものの、FOMCの結果を受けて大陽線を形成。
一気に上値を伸ばし、少し停滞したところで引けました。
ローソク足が平均足から乖離しているため、調整の動きに注意が必要そうです。
目先は、さらに高値を更新するかどうかに注目です。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
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本日(2023年12月14日)の主な米国経済指標

12月14日(木)22:30(米国)前週分失業保険継続受給者数
12月14日(木)22:30(米国)11月小売売上高(前月比)
12月14日(木)22:30(米国)11月小売売上高(除自動車)(前月比)
12月14日(木)22:30(米国)前週分新規失業保険申請件数

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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