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NY株(米国主要株式市場)見通しとニュース :材料難も利下げ期待と好景気見通しから続伸(2023年12月20日)

マーケットレポート

昨日(2023年12月19日)の米国主要3指数振り返り

  • 終値:
    US30(米国ウォールストリート株価指数30):37602.0(+253.5)<+0.68%>
    US100(米国100株価指数):16848.6(+99.4)<+0.59%>
    US500(米国500株価指数):4775.0(+27.6)<+0.58%>

※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。

12月19日の米国株主要3指数は、揃って続伸しました。

US30が参照するダウ平均は5営業日連続で過去最高値を更新しています。
また、US500が参照するS&P500も、2022年につけた過去最高値に肉薄しています。

タイムリーな材料に乏しかったものの、先週のFOMCの結果やパウエルFRB議長の発言を受けて、利下げ時期や景気見通しへの楽観論が先行しました。
最高値圏にあって、本来なら利益確定売りが出やすいですが、終日堅調な地合いを保ちました。

フェドウォッチによれば、2024年3月に利下げが始まる予想は約75%になっています。

今週には個人消費支出(PCE)物価指数の発表がありますが、一時期よりは物価統計への注目度が低下しており、株が買われる展開が持続しやすいという意見もあるようです。

S&P500の主要11セクターは全てプラス圏で終了し、特にエネルギーや通信サービスが好調でした。

個別で見ていくと、ボーイング / The Boeing Companyは、ドイツの航空大手ルフトハンザから大型の発注があったことがプラス材料となり、1.2%上昇しました。

また、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス / Walgreens Boots Alliance, Inc.が4.2%上昇、キャタピラー / Caterpillar Inc.が2.5%上昇、インテル / Intel Corporationが2.1%上昇、アメリカン・エキスプレス / American Express Companyとゴールドマン・サックス・グループ / The Goldman Sachs Group, Inc.がそれぞれ1.6%上昇、トラベラーズ / The Travelers Companies, Inc.が1.5%上昇しています。

逆に、IBM / International Business Machines Corporationが0.7%下降、ユナイテッドヘルス・グループ / UnitedHealth Group Incorporatedが0.5%下降、コカ・コーラ / The Coca-Cola Companyが0.3%下降しています。

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年12月20日)のチャートテクニカル分析

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年12月20日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年12月20日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

昨日も日足は高値を更新し、これで9連騰となりました。
ローソク足が平均足と200日移動平均線の上にあり、平均足は陽連中、200日移動平均線は右肩上がりと、上昇トレンドの勢いを示唆しています。
年末に向けて、どこまで高値を更新していくかに注目が集まります。

<1時間足チャート分析>

中期のレジスタンスライン、サポートラインに挟まれた、狭い価格帯を推移するレンジ相場でしたが、上にブレイクしました。
この上昇波と連動して平均足も陽転していることからも、直近は上昇トレンドが発生したと考えられます。
ブレイク済みの中期レジスタンスラインが、サポート転換するケースも想定されます。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

【US100(米国100株価指数)】本日(2023年12月20日)のチャートテクニカル分析

【US100(米国100株価指数)】本日(2023年12月20日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年12月20日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

5連騰から1本陰線を挟んで3連騰と、買い圧力が強い展開が続いています。
一時的にローソク足が平均足を割り込み、そのときに平均足の実体も短くなりました。
しかし続伸することで、再度実体が長くなっています。
200日移動平均線も右肩上がりで、それより上をローソク足が推移しています。

<1時間足チャート分析>

ペナントの上辺を上にブレイク後、そのときの高値に引かれた中期レジスタンスラインをさらに上抜けする上昇波が発生しました。
平均足はその間に陽線をキープしており、目先は上昇の力が強いことを示唆しています。
ブレイク済みの中期レジスタンスラインが、サポート転換する可能性も考えられます。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

【US500(米国500株価指数)】本日(2023年12月20日)のチャートテクニカル分析

【US500(米国500株価指数)】本日(2023年12月20日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年12月20日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日で日足は9連騰を達成し、連日高値を更新しています。
陽連中の平均足は実体が長く、下ヒゲがつかない強い形状です。
また200日移動平均線は右肩上がりで、それより上を価格が推移しており、上昇トレンドを示す要素が複数揃っています。
ただしローソク足と平均足が大きく乖離しているため、平均足付近まで押すケースも考えられます。

<1時間足チャート分析>

ペナント上辺をブレイク後、一度は平均足付近で押し目をつけるも、再度上昇して中期レジスタンスラインを突破しました。
ほとんど戻らず高値付近で引けているため、目先は上昇の勢いが強いことを示しています。
中期レジスタンスラインがサポート転換する可能性もあります。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

本日(2023年12月20日)の主な米国経済指標

12月20日(水)22:30(米国)7-9月期四半期経常収支
12月20日(水)24:00(米国)11月中古住宅販売件数(前月比、年率換算件数)
12月20日(水)24:00(米国)12月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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