昨日（2023年12月20日）の米国主要3指数振り返り

• 終値：
  US30（米国ウォールストリート株価指数30）：37165.0（-437.0）＜-1.16%＞
  US100（米国100株価指数）：16617.8（-230.8）＜-1.37%＞
  US500（米国500株価指数）：4709.4（-65.6）＜-1.37%＞

※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。

12月20日の米国株主要3指数は、高値圏から大きく反落し、揃って下落率は1％を超えました。

US30が参照するダウ平均は9連騰中で、なおかつ過去最高値を更新中でしたが、クリスマス休暇が近づく中で利益確定売りが先行し、構成する30銘柄全てが下降しました。
これには、発表される業績見通しの内容が弱い企業が多かったことも影響しているようです。

US500が参照するS&P500も、終値での過去最高値にあと0.5％まで迫りましたが、そこから下落しています。
主要な11セクターは揃ってマイナス圏で引けており、特に主要消費財の下落率が大きかったです。
物流大手のフェデックス / FedEx Corporationは、第2四半期の利益が予想を下回り、今年度の売上高見通しを下方修正したことで、12.1％の急下降となっています。

US100が参照するナスダック指数も大半の銘柄が下落しましたが、グーグルの親会社のアルファベットA / Alphabet Inc. Aは、組織再編計画に関する報道が好材料となり、1.2％上昇しています。

他には、ウォルト・ディズニー / The Walt Disney Companyとアメリカン・エキスプレス / American Express Companyがどちらも2.8％下降しています。
スリーエム / 3M Companyとウォルグリーン・ブーツ・アライアンス / Walgreens Boots Alliance, Inc.は、それぞれ2.4％下降。
テスラ / Tesla, Inc.が3.9％下降、エヌビディア / NVIDIA Corporationが3.0％下降、アマゾン・ドット・コム / Amazon.com, Inc.とアップル / Apple Inc.が1.1％下降しています。

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日（2023年12月21日）のチャートテクニカル分析

（チャートは2023年12月21日7時のもの）

左：日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線（期間200）」を表示
右：1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

＜日足チャート分析＞

前日の日足は、10営業日ぶりの陰線となりました。
平均足は陽連中で、実体が長く、下ヒゲが見えない強い形状です。
また、200日移動平均線は右肩上がりで、それより上での価格推移であることは変わらず、大局は上昇トレンドと考えられます。
今回の下落が押し目となり、続伸するかに注目が集まります。

＜1時間足チャート分析＞

一時的に高値を更新するものの、そこから一気に下落して中期のレジスタンスライン、サポートラインを下抜けしました。
この下落に伴って、平均足も陰転しています。
目先は売り圧力が強いと考えられ、これらのライン付近まで戻ってから続落するケースも考えられます。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

【US100(米国100株価指数)】本日（2023年12月21日）のチャートテクニカル分析

（チャートは2023年12月21日7時のもの）

左：日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線（期間200）」を表示
右：1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

＜日足チャート分析＞

前日の日足は長い陰線が立ち、連騰は3でストップしました。
陽連中の平均足より高い位置での価格推移であり、200日移動平均線が右肩上がりになっていることからも、大きな視点では上昇の勢いがあることを示唆しています。
平均足がサポートになって、押し目となる可能性も考えられます。

＜1時間足チャート分析＞

高値圏に引かれた中期レジスタンスラインを一時的に上抜けするものの、そこから一気に反落して中期のサポートラインも割り込んでいます。
この下落で数日分の上昇が帳消しになった格好です。
平均足が陰転し、ローソク足がそれに先行して下落しているため、目先は売り圧力が強いと考えられます。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

【US500(米国500株価指数)】本日（2023年12月21日）のチャートテクニカル分析

（チャートは2023年12月21日7時のもの）

左：日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線（期間200）」を表示
右：1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

＜日足チャート分析＞

9連騰中でしたが、前日の日足は久しぶりに陰線で引けました。
平均足は陽連中で、実体が長く、上にのみヒゲが伸びる形状です。
位置関係もローソク足より下にあり、200日移動平均線の傾きや位置とも合わせて、大局は上昇トレンドと考えられます。
平均足がサポートになって、反発するケースも想定されます。

＜1時間足チャート分析＞

ローソク足が平均足を割り込むも、短期のサポートラインを形成しながら反発し、中期のレジスタンスラインを上に抜け、高値を更新しました。
そこから一気に下落を始め、中期のサポートラインを割り込んでいます。
平均足も陰転しているため、直近は売り圧力が強いことを示唆しています。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
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本日（2023年12月21日）の主な米国経済指標

12月21日（木）22:30（米国）12月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
12月21日（木）22:30（米国）7-9月期四半期コアＰＣＥ・確定値（前期比年率）
12月21日（木）22:30（米国）7-9月期四半期実質国内総生産（ＧＤＰ、確定値）（前期比年率）
12月21日（木）22:30（米国）7-9月期四半期ＧＤＰ個人消費・確定値（前期比年率）
12月21日（木）22:30（米国）前週分失業保険継続受給者数
12月21日（木）22:30（米国）前週分新規失業保険申請件数
12月21日（木）24:00（米国）11月景気先行指標総合指数（前月比）

本日発表予定の経済指標はこちら

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