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NY株(米国主要株式市場)見通しとニュース :複数の経済指標が悪く早期利下げ観測が高まり、米株は反発(2023年12月22日)

マーケットレポート

昨日(2023年12月21日)の米国主要3指数振り返り

  • 終値:
    US30(米国ウォールストリート株価指数30):37419.5(+254.5)<+0.68%>
    US100(米国100株価指数):16781.6(+163.8)<+0.99%>
    US500(米国500株価指数):4754.5(+45.1)<+0.96%>

※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。

12月21日の米国株主要3指数は、全体的に高値圏で反発しました。

7~9月期の実質GDP確定値が、改定値から下方修正されました。
また、新規失業保険申請件数、フィラデルフィア連銀地区の製造業景況指数が悪化し、来年3月の利下げ可能性が高まることで株高を呼びました。

フェドウォッチによれば、来年3月のFOMCでの利下げ確率は、約83%となっています。
1日前の約79%よりアップしました。

また、US30の参照先であるダウ平均は、前々日は利益確定売りに押されて急落していたため、序盤から買いが入りやすい展開で、ハイテク株などが買われて終日堅調でした。

本日は、個人消費支出(PCE)物価指数の発表を控えています。

個別で見ると、マイクロン・テクノロジー / Micron Technology, Inc.は四半期業績見通しが市場予想を上回り、急伸しています。
またインテル / Intel Corporationは2.9%上昇と、ダウ銘柄で最大の上昇率となりました。

シスコ・システムズ / Cisco Systems, Inc.が0.2%下降、アップル / Apple Inc.が0.1%下降でしたが、ダウ銘柄で下がったのはこの2つだけでした。

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年12月22日)のチャートテクニカル分析

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年12月22日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年12月22日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は高値圏で反発したものの、直近高値を更新するには至りませんでした。
平均足は陽連中で、ローソク足より下を推移しています。
また、200日移動平均線は右肩上がりで、ローソク足より下に位置しているため、全体の流れは上昇トレンド継続中であることを示唆しています。

<1時間足チャート分析>

中期のレジスタンスラインを頂点として一気に下落後、反転上昇に転じて少しずつ高値を更新しています。
ローソク足が平均足に対して上に抜けることで平均足は陽転しています。
上下にある中期のレジスタンスライン、サポートラインのどちらを試していくかに注目が集まります。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

【US100(米国100株価指数)】本日(2023年12月22日)のチャートテクニカル分析

【US100(米国100株価指数)】本日(2023年12月22日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年12月22日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は反発し、前々日に下げた分の大部分を回復する陽線が立ちました。
平均足は陽連中で、実体が長く、下ヒゲはごく短くなっており、トレンドの勢いを示す形状です。
ローソク足が平均足、200日移動平均線より上にあるため、上昇圧力が強い局面と考えられます。
目先は、直近高値が更新されるかに注目です。

<1時間足チャート分析>

中期のレジスタンスラインをつけてから一気に下落後、反発しています。
このときの安値には、中期と短期のサポートラインが形成されました。
じわじわと上昇して平均足を上に抜け、平均足も陽線転換しています。
直近はローソク足と平均足が何度か交差しており、これといった方向感がないと考えられます。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

【US500(米国500株価指数)】本日(2023年12月22日)のチャートテクニカル分析

【US500(米国500株価指数)】本日(2023年12月22日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年12月22日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は反発したものの、直近高値を更新できませんでした。
直近10本のローソク足は、9本が陽線で引けており、上昇の勢いが強いことを示唆しています。
押し目をつける場合、平均足、あるいはフィボナッチの23.6%、38.2%を目安にできそうです。

<1時間足チャート分析>

1時間足は、急落から反転上昇している局面です。
ローソク足が最初に平均足を上抜けしてから、平均足は陽転しました。
その後も上下動が続き、ローソク足は平均足と何度か交差しています。
上下にある中期のレジスタンスライン、サポートラインのどちらを抜けていくかに注目です。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
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本日(2023年12月22日)の主な米国経済指標

12月22日(金)22:30(米国)11月個人所得(前月比)
12月22日(金)22:30(米国)11月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前年同月比、前月比)
12月22日(金)22:30(米国)11月個人消費支出(PCEデフレーター)(前年同月比)
12月22日(金)22:30(米国)11月個人消費支出(PCE)(前月比)
12月22日(金)22:30(米国)11月耐久財受注(前月比)
12月22日(金)22:30(米国)11月耐久財受注・輸送用機器除く(前月比)
12月22日(金)24:00(米国)12月ミシガン大学消費者態度指数・確報値
12月22日(金)24:00(米国)11月新築住宅販売件数(前月比、年率換算件数)

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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