先週金曜日(2023年12月22日)の豪ドル円動向振り返り
豪ドル円はレンジ相場を抜け出して円安。
朝に日本でCPI(消費者物価指数)や日銀・金融政策決定会合議事要旨が発表されたものの、豪ドル円は特段の反応を示さず、木曜日以来のレンジ相場を維持しました。
レンジ相場は夜まで続いたのち、ドル円や豪ドル米ドルが上昇したのを受けてレンジを上抜ける動きを示しています。
なお、日豪で要人発言は伝えられず、豪州で重要な経済指標は発表されていません。
本日(2023年12月25日)の豪ドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2023年12月25日7時のもの。「Orderbook3」を表示)
「オーダーブック」を見ると、95円台前半に厚い買い注文があります。
サポートライン付近に位置しており、これが注目されている模様です。
また、96円台後半にも、厚い買い注文があります。
現在値付近に位置しており、円安に進むと見込んだ注文の可能性があります。
その一方、98円付近に特に厚い売り注文があります。
レジスタンスラインよりも少し円安の水準で発注されており、これを意識した注文だと考えられます。
また、96円台前半にも、やや厚い売り注文を確認できます。
この周辺にはサポートラインがあり、この水準を狙った注文だと考えられます。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
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豪ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2023年12月25日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、豪ドル円と強い相関関係だったのは、ユーロ円とポンド円です。
相関関係だったのは、ユーロドル、ポンドドルそして豪ドル米ドルです。
また、ドル円とは弱い相関関係でした。
その一方、逆相関の関係だった通貨ペアはありませんでした。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
豪ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2023年12月25日7時のもの)
直近で最も強い通貨はカナダドル、最も弱い通貨は円です。
円はゼロを挟んで上下動したのち、夜からマイナス幅を広げる展開でした。
豪ドルは昼にかけてマイナス幅を広げ、その後はゼロ付近に戻しています。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
今週の豪ドル円の注目材料
12月25日(月)-(日本)植田和男日銀総裁、発言
12月26日(火)8:30(日本)11月失業率
12月26日(火)8:30(日本)11月有効求人倍率
12月28日(木)8:50(日本)11月鉱工業生産・速報値(前年同月比、前月比)
12月29日(金)25:00(ロシア)7-9月期実質国内総生産(GDP、確報値)(前年比)
またAUD/JPY(豪ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>AUD/JPY(豪ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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