先週金曜日(2023年12月22日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
US30(米国ウォールストリート株価指数30):37408.0(-11.5)<-0.03%>
US100(米国100株価指数):16793.8(+12.2)<+0.07%>
US500(米国500株価指数):4757.2(+2.7)<+0.06%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
12月22日の米国株主要3指数は、方向感に乏しい展開でした。
金曜日に発表された、個人消費支出(PCE)物価指数が、前年同月比で2.6%上昇と2年9か月ぶりの低水準となり、インフレの鈍化が確認されました。
その結果、FRBによる来年3月の利下げ観測が維持されました。
リセッションを引き起こすことなく、インフレを抑制し、経済のソフトランディングが実現できるのではないかという見方が広まっています。
この日の取引では、US500の参照先であるS&P500の主要な11セクターは、一般消費財のみが下降しました。
個別で見ると、ナイキ / NIKE, Inc.は通期売上高見通しを下方修正し、11.8%下降しました。
コストを管理するため、主要製品の供給削減を計画していることも明らかになりました。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年12月25日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年12月25日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
先週金曜日の日足は、上下にヒゲを出し実体が短い十字線で、目先の方向感がないことを示唆しています。
とはいえ、平均足は陽連中で、それより上にローソク足が並んでいます。
また200日移動平均線は右肩上がりなので、全体的には買い圧力が強いと考えられます。
もう一度高値を更新していけるかに注目が集まります。
<1時間足チャート分析>
長期のレジスタンスライン、サポートラインに挟まれた価格帯での値動きが続いています。
大きく下落後に反発し、ローソク足が平均足を追い抜き、平均足も陽転しました。
その後はローソク足と平均足が何度も交差しているため、目先に強い方向感がないことを示しています。
今後、上下どちらのラインを試すかに注目です。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2023年12月25日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年12月25日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
ローソク足は実体が短く、上下にヒゲが伸びる十字線が立ちました。
平均足は陽連中で、実体が長く、上にのみヒゲが伸びる形状で、トレンドの勢いが強いことを示しています。
200日移動平均線は右肩上がりで、それより上での価格推移であるため、大局は上昇トレンドと考えられます。
<1時間足チャート分析>
高値に長期のレジスタンスラインが引かれてから急落し、安値に長期のサポートラインが引かれました。
安値から反転上昇し、ローソク足が平均足を追い抜き、平均足は陽転しています。
直近は高値、安値を切り上げているため、このまま長期のレジスタンスラインをブレイクできるかがポイントになりそうです。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2023年12月25日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年12月25日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は、高値圏で十字線になりました。
平均足は陽連中で、それより上にローソク足があります。
また、200日移動平均線も右肩上がりで、ローソク足より下で動いています。
全体としては上昇トレンドと考えられるため、フィボナッチの23.6%や38.2%が、押し目の目安になる可能性が考えられます。
<1時間足チャート分析>
急落後に反発し、高値と安値を切り上げながら上昇しています。
この上昇でローソク足は平均足を上に抜け、平均足も陽転しています。
目先は上昇トレンドと考えられます。
長期のレジスタンスライン、サポートラインに挟まれた価格帯から脱するタイミングに注目が集まります。
US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
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本日(2023年12月25日)の主な米国経済指標
特になし
CFTC投機筋の株価指数・商品・債券ポジション推移チャート
(画像は2023年12月25日8時30分のもの)
S&P500(E-mini)/S&P500の直近1年間のポジション推移です。
買い(Long)は減少、売り(Short)は大幅に増加し、差し引きすると合計(Net)の売りが大きく増加しました。
Open Interest(総取組高)は、前週より減少しています。
CFTC投機筋の株価指数・商品・債券ポジション推移チャートはこちら
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OANDA Lab編集部
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