先週金曜日(2023年12月22日)のWTI原油動向振り返り
- 終値:73.363(-0.430)<-0.58%>
※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
USOILは反落。
米エネルギー情報局(EIA)の週間在庫統計で在庫が増加したことや、アンゴラのOPEC脱退が引き続きUSOILの重石になった模様です。
その一方、紅海周辺では引き続き商船の安全な通行が妨げられており、USOIL価格の上昇要因だと報じられています。
なお、米商品先物取引委員会(CFTC)により原油の投機的ネットポジションが公開され、およそ18万3000の買い越しでした。
買い越し幅は今年9月末を頂点として減少傾向にあるものの、今回は前週比で増加しました。
【WTI原油(USOIL)】本日(2023年12月25日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年12月25日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
先週金曜日の原油価格は反落。
一時は74ドル台まで上昇したものの、最終的に上ヒゲを伸ばした陰線で引けました。
平均足は陰連しているものの、実体が短くなっており、売りの勢いが強いとはいえません。
目先は、下落を続けて平均足を試すかに注目です。
<1時間足チャート分析>
平均足の上で推移していたローソク足は反落。
売り圧力が強まり、陰線を連続させて平均足を下抜きました。
陽連していた平均足は陰線に転換しており、売り優勢を示しています。
目先は、下に位置する中期サポートラインを目指して下落していくかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
2023年12月21日時点の米国の原油リグ稼働数は前週から3基減少した498基で、400基台まで減少しています。
WTI原油価格は反落しており、12月25日8時現在は73ドル台前半で推移しています。
原油在庫の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、2023年12月8日時点の原油在庫は前週比で425.8万バレルほど減少し、およそ4億4077万バレルです。
一時は過去5年の平均まで達していたものの、直近の原油在庫は減少しています。
またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート
Published by
OANDA Lab編集部
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