NY株(米国主要株式市場)見通しとニュース :利下げ期待が株価を押し上げ、ダウ平均は過去最高値を更新!(2023年12月28日)

マーケットレポート

昨日(2023年12月27日)の米国主要3指数振り返り

  • 終値:
    US30(米国ウォールストリート株価指数30):37735.0(+89.5)<+0.24%>
    US100(米国100株価指数):16965.0(+33.6)<+0.20%>
    US500(米国500株価指数):4795.9(+7.8)<+0.16%>

※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。

12月27日の米国株主要3指数は、それぞれが続伸して高値を更新しました。

US30の参照先であるダウ平均は過去最高値を更新、US500の参照先のS&P500は、2022年1月の最高値まで0.3%に迫っています。

先週の個人消費支出(PCE)価格指数が予想を下回り、FRBは早くて来年3月から利下げを開始するという見方が強まり、株高を支える要因となっています。
フェドウォッチによれば、3月に利下げされる確率は約90%で、前日の約83%よりさらに増加しました。

S&P500の主要な11セクターでは、不動産が最大の上昇を見せる反面、原油価格下落の影響を受けたエネルギーが大きく下げました。

個別で見ていくと、暗号資産(仮想通貨)のマイニング関連のビット・デジタル / Bit Digital, Inc.が18.6%の上昇。
これはマイニング事業を強化する計画を発表したことによるものです。
また、バイオ医薬品のコヘラス・バイオサイエンス / Coherus BioSciences, Inc.は、感染症治療薬の送達装置が食品医薬品局(FDA)に承認されたことを受け、23.6%上昇しました。

製薬のサイトキネティクス / Cytokinetics, Incorporatedは、心臓病治療薬の後期臨床試験で目標を達成することで、82%の急激な上昇となりました。

アップル / Apple Inc.は、アップルウォッチの米国内販売禁止について、米控訴裁判所が効力を一時停止する判断を下したことでプラス圏に浮上しました。

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年12月28日)のチャートテクニカル分析

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年12月28日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年12月28日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足も陽線で引けて、4連騰を達成しました。
また、直近高値を更新しています。
平均足が陰線から陽線に転換してから、一度もローソク足はその位置まで降りてこずに上昇を続けています。
200日移動平均線も右肩上がりで、全体として上昇トレンドと考えられます。
連騰をどこまで伸ばせるかに注目です。

<1時間足チャート分析>

長期のレジスタンスラインの手前で一度は反落、ローソク足は一時的に平均足を割り込み、平均足も陰転しています。
しかしそこから再度上昇を開始し、平均足も陽線に戻りました。
この上昇で、中期、長期のレジスタンスラインをブレイクし、高値圏で前日の取引を終えています。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

【US100(米国100株価指数)】本日(2023年12月28日)のチャートテクニカル分析

【US100(米国100株価指数)】本日(2023年12月28日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年12月28日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

日足は4連騰で高値を更新しました。
平均足は陽連中で、実体が長く上にのみヒゲが伸びる上昇圧が強い形状です。
また200日移動平均線は右肩上がりで、ローソク足がその上を推移していることから、大局は上昇トレンドと考えられます。
年末から年始にかけて、さらに続伸していけるかに注目が集まります。

<1時間足チャート分析>

長期のレジスタンスラインをブレイクしてからは、高値圏に引かれた中期レジスタンスラインに挟まれた価格帯での推移に移行しています。
その間、ローソク足と平均足は何度か交差して一時的にトレンドレスになりましたが、最終的にはレンジ上限も上抜けしています。
このまま中期レジスタンスラインのサポート転換による、上昇があるかがポイントになりそうです。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

【US500(米国500株価指数)】本日(2023年12月28日)のチャートテクニカル分析

【US500(米国500株価指数)】本日(2023年12月28日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年12月28日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

日足は前日の高値を更新し、これで4連騰となりました。
直近10営業日で陰線になったのは1日のみと、買い方が優勢であることが読み取れます。
平均足は陽連中でローソク足との位置関係からも上昇トレンドと考えられます。
年末、そして年始以降、さらに高値を更新していけるかに注目が集まります。

<1時間足チャート分析>

長期のレジスタンスラインに頭を押さえられ、なかなか上抜けできない展開が続きました。
その間はローソク足と平均足が何度も交差し、平均足も陰転と陽転を繰り返しましたが、取引時間終盤で上方向に大きくブレイクし、中期のレジスタンスライン付近まで上昇して引けています。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
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OANDA_Auto_fibonacciはこちら
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本日(2023年12月28日)の主な米国経済指標

12月28日(木)22:30(米国)前週分失業保険継続受給者数
12月28日(木)22:30(米国)前週分新規失業保険申請件数
12月28日(木)24:00(米国)11月住宅販売保留指数(前年同月比、前月比)

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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