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NY株(米国主要株式市場)見通しとニュース :ハイテク株中心に買いが集まり大きく反発(2024年1月9日)

マーケットレポート

昨日(2024年1月8日)の米国主要3指数振り返り

  • 終値:
    US30(米国ウォールストリート株価指数30):37677.5(+199.8)<+0.53%>
    US100(米国100株価指数):16650.2(+327.6)<+2.01%>
    US500(米国500株価指数):4765.4(+63.8)<+1.36%>

※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。

1月8日の米国株主要3指数は、取引開始直後は下落したものの、最終的には大きく上昇して引けました。

先週に発生したボーイング / The Boeing Companyにおける機体の一部破損事故を受け、同社株が売られることで(8%の急落)US30は下落しました。
しかし、ハイテク株中心に活発な買いが入って、プラス圏に転じました。
10年債利回りが一時的に4%を割り込んだことも、ハイテク株の上昇を支えました。

US500が参照するS&P500の主要な11セクターでは、エネルギーだけが下落。
これはサウジアラビアによる大幅な価格引き下げにより、原油価格が3%を超えて値下がりしたことによるものです。

他に、エヌビディア / NVIDIA Corporationは6%上昇して上場来高値を更新しました。
アドバンスト・マイクロ・デバイシズ / Advanced Micro Devices, Inc.も5.48%上昇しました。

シェブロン / Chevron Corporationは、原油安がマイナス材料になり0.6%下落。

アップル / Apple Inc.は、仮想現実(VR)と拡張現実(AR)を融合させた、Vision Proの発売を発表し、2.42%上昇しました。

また、アマゾン・ドット・コム / Amazon.com, Inc.は2.66%上昇、アルファベットA / Alphabet Inc. Aが2.29%上昇しています。

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年1月9日)のチャートテクニカル分析

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年1月9日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年1月9日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は下ヒゲを伸ばす陽線で引け、ローソク足の終値は平均足の上ヒゲ付近まで上昇しました。
平均足は陽連しているものの、ここ最近はローソク足と何度も交差しており、なおかつ実体も短くなっているため、目先の流れは不明瞭といえます。
200日移動平均線は右肩上がりでローソク足がその上にあるため、大局は上昇トレンドと考えられます。

<1時間足チャート分析>

安値圏に中期のサポートラインを形成してから大きく反発し、ローソク足が平均足を追い抜くことで、平均足も陽転しています。
この上昇で、中期のレジスタンスラインも突破しています。
このレジスタンスラインがサポート転換する可能性も考えられます。
その場合のターゲットは、長期のレジスタンスラインとなる可能性があります。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

【US100(米国100株価指数)】本日(2024年1月9日)のチャートテクニカル分析

【US100(米国100株価指数)】本日(2024年1月9日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年1月9日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

高値圏から下落が始まり、ローソク足が平均足を下抜きました。
これに伴って平均足も陰転していたところ、前日の日足は長い陽線が立ち、ローソク足の終値が平均足の下ヒゲと重なっています。
このままローソク足が平均足を上抜けできるかに注目が集まります。

<1時間足チャート分析>

底値をつけたあと、安値が切り上がり、ついで大きく上昇して中期のレジスタンスラインを上に抜けました。
この一連の上昇で平均足も陽転しています。
ほとんど押し目を作らず、長期のサポートラインを突破したところで前日の取引を終えています。
既に上抜けしたこのラインがサポートとして機能する可能性もあります。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

【US500(米国500株価指数)】本日(2024年1月9日)のチャートテクニカル分析

【US500(米国500株価指数)】本日(2024年1月9日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年1月9日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足で三川明けの明星のような形となり、大きく反発しました。
一時的に平均足の下での価格推移となっていたところ、ローソク足の終値は平均足の上ヒゲと重なるところまで回復しました。
平均足は実体がほぼないものの、陽線をキープしています。
このまま平均足より上での価格推移に回帰できるかに注目です。

<1時間足チャート分析>

長期のサポートラインを何度も横切る価格推移が続いていましたが、中期のサポートラインを形成しながら安値を切り上げ、上昇に転じました。
この上昇で中期のレジスタンスラインを上抜けるとともに、平均足も陽転しています。
ローソク足と平均足の乖離があるため、一時的な押し目を作るケースも想定されます。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
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本日(2024年1月9日)の主な米国経済指標

1月9日(火)22:30(米国)11月貿易収支

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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