昨日(2024年1月9日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
US30(米国ウォールストリート株価指数30):37526.5(-151.0)<-0.40%>
US100(米国100株価指数):16694.0(+43.8)<+0.26%>
US500(米国500株価指数):4758.7(-6.7)<-0.14%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
1月9日の米国株主要3指数は、US100は上昇、US30とUS500は下落しましたが、いずれも小さな値動きにとどまりました。
FRBの早期利下げ観測が後退し、長期金利が上昇することで、ハイテク株などの売りが先行しました。
しかし、物価高を抑えながら景気後退を回避するという、ソフトランディングへの期待から株価は持ち直しています。
フェドウォッチによれば、3月に利下げされる確率を65.7%と市場は予測していますが、1週間前の79%からは下がっています。
決算発表を控えるJPモルガン・チェース / JPMorgan Chase & Co.やゴールドマン・サックス・グループ / The Goldman Sachs Group, Inc.は売りが先行しました。
金融引き締めが長引き、企業のM&Aなど資本市場が活発でなく、決算内容に期待できない背景があるようです。
US500の参照先であるS&P500の主要11セクターは、大半が下落しています。
特にエネルギーの下げが目立つ中で、情報技術は上昇しています。
個別で見ていくと、ボーイング / The Boeing Companyは1.4%下落で、これは737MAX9型機でボルトの緩みが明らかになったことによるもの。
シェブロン / Chevron Corporationは2.5%下落、ウォルト・ディズニー / The Walt Disney Companyは2.1%下落しました。
逆にメルク / Merck & Co., Inc.は0.9%上昇、ウォルマート / Walmart Inc.が0.7%上昇、プロクター・アンド・ギャンブル / The Procter & Gamble Companyが0.4%上昇しています。
今週は消費者物価指数(CPI)、卸売物価指数(PPI)の発表を控えています。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年1月10日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年1月10日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は高値圏から反落する陰線で引けました。
ローソク足の先端は平均足の実体と同じ領域にあります。
平均足は陽線を保っていますが、実体は短く、目先のトレンドの流れは不透明と考えられます。
ただし200日移動平均線は右肩上がり、それより上での価格推移であるため、大局は上目線と考えられます。
<1時間足チャート分析>
大きく上昇して中期のレジスタンスラインを形成したあと、下降に転じ、ローソク足が平均足を下抜けしています。
この下落にともなって、平均足も陰転しました。
その後は平均足に沿っての下落を続けていましたが、前日の取引時間終了間際に反発し、平均足と重なるような位置で取引を終えています。
このまま平均足がレジスタンスになるかに注目です。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2024年1月10日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年1月10日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は小さな上昇となり、3連騰を達成しました。
ローソク足の終値は平均足の実体と重なる価格帯にあります。
平均足は3陰連ですが実体が短く、上下にヒゲを伸ばしており、目先の流れは不透明であると考えられます。
このまま平均足に頭を押さえられ、続落する展開も想定されます。
<1時間足チャート分析>
底値で長期のサポートラインを形成してから反転し、高値と安値を切り上げながら上昇しました。
それから下降に転じ、ローソク足は平均足を下回り、平均足も陰転しました。
その後、中期のサポートラインを形成して反発し、再びローソク足は平均足より上に出て、平均足も陽転しています。
すぐ下にある中期のレジスタンスラインが、押し目になるかがポイントになりそうです。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2024年1月10日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年1月10日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は、高値圏から小幅に反落しました。
ローソク足は平均足のヒゲの中にあります。
平均足は陽連中であるものの、実体が短く、さらに上下のヒゲが長く、方向感に乏しい形状です。
また高値も切り下げています。
ここから上昇に転じて、再びローソク足>平均足の位置関係に戻るかに注目が集まります。
<1時間足チャート分析>
1時間足では、中期のレジスタンスラインを高値としたダブルトップが形成されつつあります。
平均足は陰転していますが、ローソク足はそれより高い位置で推移しています。
ダブルトップのネックラインにあたる、短期のサポートラインを試していく展開も想定されます。
US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
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本日(2024年1月10日)の主な米国経済指標
特になし
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OANDA Lab編集部
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