昨日(2024年1月11日)の天然ガス動向振り返り
- 終値:2.948(-0.003)<-0.10%>
※OANDAが提供する商品CFD「天然ガス(NATGAS)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
NATGASは2営業日連続で下落。
米エネルギー情報局(EIA)が週間在庫統計を発表し、前週比で140bcf(10億立方フィート)の減少でした。
市場予想を超える減少幅であり、NATGAS価格は上昇で反応しました。
その後、米国の天気予報が更新され、来週は平年よりも暖かくなる見通しです。
NATGAS価格は下落に転じており、市場は天然ガスの暖房需要の減退を想定して売ったと考えられます。
【天然ガス(NATGAS)】本日(2024年1月12日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年1月12日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
ローソク足は上ヒゲが長く実体の短い陽線となり、値動きに方向感が出ませんでした。
平均足は陽連しローソク足はその上を維持しており、買い優勢を示唆しています。
一時3.0ドルを回復したもののすぐに反落しており、ほぼ2.9ドル台での取引に留まりました。
3.0ドルが抵抗帯として機能を始めており、今後3.0ドルを超えられず下落が進むかに注目です。
<1時間足チャート分析>
下落が進む中で一時的な上昇により3.0ドルに到達したものの、その上昇分はほとんど戻しました。
陰連する平均足は一時的に陽線となりましたが、再び陰線に転換しています。
9日の天井から下落が続く中で、いったん反発が生じる形となりました。
3.0ドル回復の上昇は一時的な動きに留まるか、本格的な上昇の契機となるか、いずれになるか注目されます。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
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石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、米国内石油リグの稼働数は前週比で1基増加し、501基です。
2週連続で増加し、2023年9月末以降の稼働数は500基前後で推移しています。
一方、天然ガスのリグ数は前週比で2基減少し、118基です。
2023年8月以降、おおむね110台後半で安定的に推移しています。
天然ガス貯蔵量の推移(週間)

米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、天然ガスの貯蔵量は前週比で140bcf(10億立方フィート)減少し、3336 bcfでした。
減少幅は市場予想より大きく、減少トレンドが続いています。
しかし、在庫水準は引き続き平年より高く、価格の下落要因としてしばしば指摘されています。
また天然ガス(NATGAS)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>天然ガス(NATGAS)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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