昨日(2024年1月11日)のドル円動向振り返り
ドル円はやや円高。
日中から夕刻にかけて、米CPI(消費者物価指数)の発表を前に小動きが続きました。
その後、夜の米CPI発表で市場予想より高い数字が示されると、ドル円は瞬間的に円高で反応したものの、すぐに大幅円安に転じています。
同時に発表された前週分新規失業保険申請件数が市場予想より良好だったことも、円安に寄与した可能性があります。
米10年債利回りもCPI発表時に上昇しましたが、その後は指標発表前の水準を割り込む動きを見せました。
ドル円もこの動きに反応した模様でドルが売られ、日足で陰線を形成しました。
なお、深夜にメスター米クリーブランド連銀総裁などが発言し、今年の利下げ見通しが示されています。
本日(2024年1月12日)のドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2024年1月12日7時のもの。「Orderbook3」を表示)
「オーダーブック」を見ると、139円台半ばから145円付近にかけて、厚い買い注文があります。
現在値よりも円高の範囲で発注されており、買い圧力の強さがわかります。
その中でも、140円台後半の買い注文が特に厚いです。
サポートライン付近に位置しており、これが注目されている模様です。
その一方、146円台後半から147円付近にかけて、厚い売り注文があります。
レジスタンスラインよりも少し円安の水準で発注されており、これが注目されている模様です。
しかし、145円台から円高の範囲では、売り注文が乏しいです。
円高部分でさらに売りたいトレーダーの人数は、少ない可能性があります。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2024年1月12日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と強い相関関係だったのはユーロ円です。
ポンド円とも相関関係でした。
その一方、強い逆相関関係だったのは、ユーロドル、ポンドドルそして豪ドル米ドルです。
豪ドル円とも逆相関関係でした。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2024年1月12日7時のもの)
直近で最も強い通貨は円、最も弱い通貨は豪ドルです。
円はおおむねプラス圏で推移し、未明にプラス幅を広げました。
ドルはマイナス圏で安定的に推移した後、夜にプラスに転じましたが、最終的にゼロ付近で取引を終えています。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
本日(2024年1月12日)の主な経済指標
10:30(中国)消費者物価指数(CPI)
10:30(中国)生産者物価指数(PPI)
16:00(英国)鉱工業生産指数
22:30(米国)生産者物価指数(PPI)
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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