先週金曜日(2024年1月12日)の天然ガス動向振り返り
- 終値:3.006(+0.058)<+1.97%>
※OANDAが提供する商品CFD「天然ガス(NATGAS)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
NATGASは3営業日ぶりに上昇。
天気予報が更新され、週末から今週にかけて米国は広い範囲で気温が低下する見込みです。
市場はこの情報に反応した模様で、NATGASは価格を上げました。
なお、米商品先物取引委員会(CFTC)により天然ガスの投機的ネットポジションが公開され、およそ6万6000の売り越しでした。
1月以降、売り越し幅の減少が目立っています。
【天然ガス(NATGAS)】本日(2024年1月15日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年1月15日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
ローソク足は2営業日続けて陽線をつけています。
平均足は陽連し、ローソク足はその上を推移しており、買い優勢を示しています。
チャート上では2.99ドルで取引を終えたものの、3.0ドル台で取引される時間帯も長く見られました。
目先は、3.0ドルを突破して上昇が加速するか、3.0ドルを超えられず反落するかに注目です。
<1時間足チャート分析>
節目価格3.0ドルを前後する方向感の出ない取引が続きました。
平均足は一時陰線となったものの、上昇を受けて陽転しています。
値動きの方向性が出ない中でも、安値の切り上げは続いています。
11日高値とほぼ同じ水準で反落しており、目先は11日高値を突破できるかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、米国内石油リグの稼働数は前週比で2基減少し、499基です。
2023年9月末以降の稼働数は、500基前後で安定的に推移しています。
一方、天然ガスのリグ数は前週比で1基減少し、117基です。
2023年8月以降、おおむね110台後半で安定的に推移しています。
天然ガス貯蔵量の推移(週間)

米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、天然ガスの貯蔵量は前週比で140bcf(10億立方フィート)減少し、3336 bcfでした。
減少幅は市場予想より大きく、減少トレンドが続いています。
しかし、在庫水準は引き続き平年より高く、価格の下落要因としてしばしば指摘されています。
また天然ガス(NATGAS)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>天然ガス(NATGAS)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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