先週金曜日（2024年1月12日）のドル円動向振り返り
ドル円は米経済指標発表後に下落。
朝から夜にかけてドル円はレンジ相場で推移しました。
日本で国際収支・貿易収支や景気ウオッチャー調査などが発表されたものの、ドル円は大きな反応を示していません。
夜に米PPI（卸売物価指数）が発表され、市場予想より低い数字が示されました。
これを受けて米10年債利回りが低下し、ドル円も大幅円高で反応しています。
日付が変わってからやや反発し、未明以降に横ばいの動きに転じて１週間の取引を終えました。
なお、グールズビー米シカゴ連銀総裁が発言し、利下げの前にさらにデータを確認したい旨が伝わっています。
本日（2024年1月15日）のドル円チャートテクニカル分析
（チャートは2024年1月15日7時のもの。「Orderbook３」を表示）
「オーダーブック」を見ると、141円台前半から144円台半ばにかけて、厚い買い注文があります。
直近のサポートラインよりも円高部分に広がっており、買い意欲の強さがわかります。
しかし、現在値付近から円安の範囲では、買い注文が乏しいです。
円安部分でさらに買いたいトレーダーの人数は、少ない可能性があります。
その一方、145円付近に特に厚い売り注文があります。
現在値付近で発注されており、円高を想定した注文の可能性があります。
また、145円台半ばから147円台にかけて、厚い売り注文を確認できます。
レジスタンスラインを含む範囲で発注されており、これに着目した注文だと考えられます。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
（画像は2024年1月15日7時のもの）
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と強い相関関係だったのは、ユーロ円とポンド円です。
豪ドル円とも相関関係でした。
その一方、逆相関関係だったのは豪ドル米ドルです。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
（画像は2024年1月15日7時のもの）
直近で最も強い通貨は円、最も弱い通貨はユーロです。
円はおおむねプラス圏で推移し、夜にプラス幅を広げました。
ドルはゼロを挟んで上下動し、深夜にマイナス幅を広げたものの、最終的にわずかにプラスに位置しています。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
今週のドル円の注目材料
16日（火）22:30（米国）1月ニューヨーク連銀製造業景気指数
17日（水）11:00（中国）10-12月期四半期国内総生産（ＧＤＰ）（前年同期比・前期比）
17日（水）19:00（ユーロ）12月消費者物価指数（ＨＩＣＰ、改定値）（前年同月比）
17日（水）19:00（ユーロ）12月消費者物価指数（ＨＩＣＰコア指数、改定値）（前年同月比）
17日（水）22:30（米国）12月小売売上高（前月比）
17日（水）22:30（米国）12月小売売上高（除自動車）（前月比）
17日（水）23:15（米国）12月鉱工業生産（前月比）
17日（水）24:00（米国）1月ＮＡＨＢ住宅市場指数
17日（水）28:00（米国）米地区連銀経済報告（ベージュブック）
18日（木）8:50（日本）11月機械受注（前年同月比・前月比）
18日（木）21:30（ユーロ）欧州中央銀行（ＥＣＢ）理事会議事要旨
18日（木）22:30（米国）12月住宅着工件数（前月比・年率換算件数）
18日（木）22:30（米国）前週分失業保険継続受給者数
18日（木）22:30（米国）12月建設許可件数（前月比・年率換算件数）
18日（木）22:30（米国）前週分新規失業保険申請件数
19日（金）8:30（日本）12月全国消費者物価指数（ＣＰＩ、生鮮食料品・エネルギー除く)（前年同月比）
19日（金）8:30（日本）12月全国消費者物価指数（ＣＰＩ、生鮮食料品除く)（前年同月比）
19日（金）8:30（日本）12月全国消費者物価指数（ＣＰＩ）（前年同月比）
19日（金）24:00（米国）1月ミシガン大学消費者態度指数・速報値
19日（金）24:00（米国）12月中古住宅販売件数（前月比・年率換算件数）
19日（金）30:00（米国）11月対米証券投資
19日（金）30:00（米国）11月対米証券投資（短期債除く）
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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