昨日(2024年1月16日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
US30(米国ウォールストリート株価指数30):37364.0(-215.0)<-0.57%>
US100(米国100株価指数):16857.2(+18.6)<+0.11%>
US500(米国500株価指数):4771.2(-10.4)<-0.22%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
1月16日の米国株主要3指数は、US30は下落、US100とUS500ははっきりしない値動きに終始しました。
US30は、ボーイング / The Boeing Companyの大幅安が影響しています。
同社では、離陸後に機体の窓が吹き飛ぶ事故が発生しており、業績に響くことを嫌って7.9%下落しています。
FRBのウォラー理事が、利下げを急ぐ必要はないというコメントを出し、早期利下げ観測が後退したことも、相場を停滞させる一因となりました。
モルガン・スタンレー / Morgan Stanleyは、2023年第4四半期の減益がマイナス視され、約1か月ぶりの安値に。
ゴールドマン・サックス・グループ / The Goldman Sachs Group, Inc.は、51%の増益を発表したあとは小動きのまま1日の取引を終えています。
先週に時価総額の首位をマイクロソフト / Microsoft Corporationに譲ったアップル / Apple Inc.は、iPhoneの値下げを発表し、これが売り要因となっています。
その一方で、アドバンスト・マイクロ・デバイシズ / Advanced Micro Devices, Inc.は、8.3%の急上昇。
バークレイズのアナリストが、半導体メーカーの株価目標を引き上げたことによるもので、エヌビディア / NVIDIA Corporationも過去最高値を更新しています。
US500が参照するS&P500の主要な11セクターのうち、10セクターが下落しました。
特にエネルギーが2.4%と最も下げています。
逆に情報技術は、0.4%上昇しています。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年1月17日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年1月17日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は下ヒゲを伸ばす陰線で引けて、ローソク足の終値は平均足より下に出ました。
平均足は陽線をキープしているものの、実体が短く下にヒゲが伸びているため、上昇の勢いは弱いことを示唆しています。
フィボナッチの23.6%、38.2%が押し目の目安になるケースも考えられます。
<1時間足チャート分析>
値動きが停滞していた展開から下方向に放れることになりました。
中期のサポートラインをブレイクしてからも下げ続け、長期のサポートラインを少しブレイクしてから、平均足付近まで反転上昇したところで前日の取引を終えています。
長期サポートラインを再度試していくかに注目が集まります。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2024年1月17日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年1月17日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は陽線で引けたとはいえ、実体が短いため、トレンドの勢いがあるとは考えにくい状況です。
また平均足は陰転しましたが、実体がほとんどなく、この点からも方向感に乏しい相場の展開であると考えられます。
このままローソク足が平均足より高い位置をキープできるかがポイントになりそうです。
<1時間足チャート分析>
長期レジスタンスラインに頭を押さえられるように、高値を少しずつ切り下げています。
ローソク足と平均足が頻繁に交差し、平均足の色も何度も転換しているため、目先はトレンドレスであると考えられます。
上下に複数あるラインのどちらを突破していくかに注目が集まります。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2024年1月17日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年1月17日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は小幅に反落し、ローソク足の大部分は平均足と重複する領域に入り込んでいます。
平均足は陽連中ではあるものの、実体がほとんどなく、下ヒゲも長いため、トレンドの勢いは失われていると考えられます。
その一方で、200日移動平均線は右肩上がりなので、大局は上昇トレンドと考えることもできます。
<1時間足チャート分析>
ローソク足と平均足が何度も交わっているため、目先の流れは不鮮明と考えられます。
直近では中期のサポートラインの上を、複数回行き来しましたが、明確にブレイクするには至りませんでした。
ローソク足と平均足の距離が開き始めるタイミングがいつになるかに注目です。
US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
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本日(2024年1月17日)の主な米国経済指標
17日(水)22:30(米国)12月小売売上高(前月比)
17日(水)22:30(米国)12月小売売上高(除自動車)(前月比)
17日(水)23:15(米国)12月鉱工業生産(前月比)
17日(水)24:00(米国)1月NAHB住宅市場指数
17日(水)28:00(米国)米地区連銀経済報告(ベージュブック)
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OANDA Lab編集部
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