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NY株(米国主要株式市場)見通しとニュース :小売売上高が予想より良く3月の利下げ観測が後退(2024年1月18日)

マーケットレポート

昨日(2024年1月17日)の米国主要3指数振り返り

  • 終値:
    US30(米国ウォールストリート株価指数30):37289.5(-74.5)<-0.20%>
    US100(米国100株価指数):16743.4(-113.8)<-0.68%>
    US500(米国500株価指数):4742.0(-29.2)<-0.61%>

※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。

1月17日の米国株主要3指数は、どれも高値圏から反落しています。

この日に発表された小売売上高は市場の予想を上回り、FRBによる3月利下げ開始観測が後退しました。
フェドウォッチによれば、3月に0.25ポイントの利下げがある確率は約58%と、前日の約63%から低下しています。

FRBが公表したベージュブックでは、前回の報告以来、経済活動はほとんどの地区で横ばいであるという見方が示されました。

10年債利回りが4.1%台に上昇したため、アマゾン・ドット・コム / Amazon.com, Inc.、エヌビディア / NVIDIA Corporation、アルファベットA / Alphabet Inc. Aで売りが先行しました。
テスラ / Tesla, Inc.も、ドイツで製品の値下げを行ったことで株安になっています。

また、モルガン・スタンレー / Morgan Stanleyは、第4四半期の決算を受けてアナリストの評価が下がったことで、1.8%下落しました。

チャールズシュワブ / The Charles Schwab Corporationは、第4四半期の47%減益が嫌われて1.3%下落。
フォード・モーター / Ford Motor Companyは、UBSが投資判断を引き下げたことで1.7%下落しています。

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス / Walgreens Boots Alliance, Inc.はダウ銘柄で最大の下げ幅となる3.1%下落、ベライゾン・コミュニケーションズ / Verizon Communications Inc.は巨額の減損処理を発表して1.1%下落しました。

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年1月18日)のチャートテクニカル分析

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年1月18日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年1月18日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は陰線で引けて続落となり、ローソク足は平均足を完全に下に抜けました。
これにともなって、平均足は昨年10月以来の陰線となっています。
そのため、フィボナッチの23.6%、38.2%といった各水準で押し目を作る可能性があります。
200日移動平均線は右肩上がりで、その上にローソク足があるため、大きな視点では上昇トレンドと考えられます。

<1時間足チャート分析>

陰連中の平均足に支えられての下落が続いていました。
長期のサポートラインを割り込み、その下にある中期のサポートラインも割り込んだところで反転上昇を開始しています。
取引時間の終盤で、ローソク足が平均足を上回っています。
それにともなって、平均足も陽転しています。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

【US100(米国100株価指数)】本日(2024年1月18日)のチャートテクニカル分析

【US100(米国100株価指数)】本日(2024年1月18日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年1月18日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は久しぶりに陰線が立ち、ローソク足の終値は再び平均足の上ヒゲと重なる位置に下がりました。
平均足は既に陰転しているため、目先の流れは不透明といえそうです。
200日移動平均線は右肩上がりで、それより上にローソク足があるものの、一時的に押し目をつける可能性も考えられます。

<1時間足チャート分析>

依然として高値は長期レジスタンスの手前で頭を押さえられているものの、中期のサポートラインをブレイクする下落が発生し、安値は切り下げました。
陰連している平均足がレジスタンスになりながらの下落でしたが、取引時間の終盤でローソク足は中期のサポートラインと平均足を上回っています。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

【US500(米国500株価指数)】本日(2024年1月18日)のチャートテクニカル分析

【US500(米国500株価指数)】本日(2024年1月18日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年1月18日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は陰線で引け、下ヒゲの先端は平均足よりも下に出ました。
高値を更新できず、ダブルトップが形成されつつあるため、ネックラインが目先のターゲットになる可能性があります。
200日移動平均線は右肩上がりで、それより高い位置での価格推移であるため、長期視点では買い優勢と考えることもできます。

<1時間足チャート分析>

高値、安値ともに切り下げているため、目先は下降トレンドが発生していると考えられます。
陰連している平均足に沿うような下落が発生中で、中期のサポートラインを割り込みました。
それから一時的な反発後、その水準がレジスタンス転換して上昇を阻んでいます。
このまま続落していくなら、長期のサポートラインを試す展開も想定されます。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
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OANDA_Auto_fibonacciはこちら
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本日(2024年1月18日)の主な米国経済指標

18日(木)22:30(米国)1月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
18日(木)22:30(米国)12月住宅着工件数(前月比・年率換算件数)
18日(木)22:30(米国)前週分失業保険継続受給者数
18日(木)22:30(米国)12月建設許可件数(前月比・年率換算件数)
18日(木)22:30(米国)前週分新規失業保険申請件数

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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