先週金曜日(2024年1月19日)の豪ドル円動向振り返り
豪ドル円は円安が進行。
午前中の円は弱く、豪ドルが買い進まれる展開でした。
この時間帯に鈴木財務相が為替相場について言及したものの、円安の流れは止まっていません。
午後以降は高値圏でレンジ相場を形成し、翌日未明にやや上抜けて取引を終えました。
なお、豪州要人の発言は伝わっていません。
また、午前中に日本でCPI(消費者物価指数)が発表され、市場予想とほぼ同値でした。
本日(2024年1月22日)の豪ドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2024年1月22日7時のもの。「Orderbook3」を表示)
「オーダーブック」を見ると、96円台半ばにやや厚い買い注文があります。
サポートライン付近で発注されており、これが注目されている模様です。
しかし、現在値や円安の範囲では、買い注文が乏しいです。
積極的に買いたいトレーダーの人数は、少ない可能性があります。
その一方、97円台後半で、売り注文が特に厚いです。
レジスタンスライン付近に位置しており、これを意識した注文だと考えられます。
また、95円台後半から97円台半ばにかけて、売り注文が発注されています。
現在値よりも円高の範囲で発注されており、円高を想定するトレーダーが多い可能性があります。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
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豪ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2024年1月22日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、豪ドル円と相関関係だったのは、ユーロ円、ユーロドルそして豪ドル米ドルです。
また、ドル円とも弱い相関関係でした。
その一方、逆相関の関係だった通貨ペアはありませんでした。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
豪ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2024年1月22日7時のもの)
直近で最も強い通貨はカナダドル、最も弱い通貨はポンドです。
円はゼロを挟んで上下動し、最終的にマイナスで取引を終えました。
豪ドルは夜にかけてプラス幅を拡大し、その後は安定的な動きでした。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
今週の豪ドル円の注目材料
22日(月)-(日本)日銀・金融政策決定会合(1日目)
23日(火)-(日本)日銀展望レポート
23日(火)-(日本)日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
23日(火)15:30(日本)植田和男日銀総裁、定例記者会見
24日(水)8:50(日本)12月貿易統計(通関ベース、季調前)
24日(水)8:50(日本)12月貿易統計(通関ベース、季調済)
24日(水)23:45(カナダ)カナダ銀行 政策金利
25日(木)-(南アフリカ)南アフリカ準備銀行(中央銀行)政策金利
25日(木)22:15(ユーロ)欧州中央銀行(ECB)政策金利
25日(木)22:30(米国)10-12月期四半期実質国内総生産(GDP、速報値)(前期比年率)
25日(木)22:45(ユーロ)ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見
25日(木)24:00(米国)12月新築住宅販売件数(前月比)
25日(木)24:00(米国)12月新築住宅販売件数(年率換算件数)
26日(金)8:30(日本)1月東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)(前年同月比)
26日(金)8:50(日本)日銀・金融政策決定会合議事要旨
26日(金)22:30(米国)12月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前年同月比)
26日(金)22:30(米国)12月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前月比)
26日(金)22:30(米国)12月個人消費支出(PCEデフレーター)(前年同月比)
またAUD/JPY(豪ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>AUD/JPY(豪ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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