昨日（2024年1月23日）のドル円動向振り返り
ドル円は大きく上下動した結果、円安。
日銀の金融政策決定会合の結果が発表され、政策金利は据え置かれました。
発表直後はやや円安に進んだものの、すぐに戻す展開です。
植田日銀総裁の会見では、追加緩和措置の可能性とともに、物価上昇の確度が上昇している旨も示されました。
これを受けて、円高が進んだと報じられています。
会見中は値動きが荒かったものの、夜以降は円安に戻す動きでした。
米10年債利回りが上昇しており、これを反映したものだと考えられます。
なお、神田財務官が為替市場についてコメントしており、市場に対して適切な対応を取る旨が伝えられています。
本日（2024年1月24日）のドル円チャートテクニカル分析
（チャートは2024年1月24日7時のもの。「Orderbook３」を表示）
「オーダーブック」を見ると、143円台前半から147円台半ばにかけて、買い注文が厚いです。
サポートラインよりも円高部分に広く発注されており、買い意欲の強さがわかります。
また、148円付近から149円台前半にかけて、買い注文がやや多いです。
現在値を含む範囲であり、今後の円安を想定した注文の可能性があります。
その一方、147円台半ばから円安の範囲で、売り注文が厚いです。
現在値を含んでおり、売り圧力の強さがわかります。
その中でも、149円付近の売り注文が多いです。
レジスタンスラインよりも少し円安の水準で発注されており、これを意識した注文だと考えられます。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
（画像は2024年1月24日7時のもの）
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と相関関係だったのは、ポンド円と豪ドル円です。
ユーロ円とも弱い相関関係でした。
その一方、強い逆相関関係だったのは、ユーロドル、ポンドドルそして豪ドル米ドルです。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
（画像は2024年1月24日7時のもの）
直近で最も強い通貨はNZドル、最も弱い通貨はユーロです。
円はマイナス圏とプラス圏で大きく動いた後、深夜以降は穏やかにマイナス幅を広げました。
ドルはマイナス幅を広げた後、未明にかけてプラス幅を拡大し、最終的にゼロ付近に位置しています。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
本日（2024年1月24日）の主な経済指標
23:45（カナダ）カナダ銀行 政策金利
23:45（米国）製造業ＰＭＩ
23:45（米国）サービス部門ＰＭＩ
23:45（米国）総合購買担当者ＰＭＩ
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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