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NY株(米国主要株式市場)見通しとニュース :銀行株が好調、マイクロソフトとグーグルが好決算(2024年1月31日)

マーケットレポート

昨日(2024年1月30日)の米国主要3指数振り返り

  • 終値:
    US30(米国ウォールストリート株価指数30):38448.0(+162.0)<+0.42%>
    US100(米国100株価指数):17361.8(-233.6)<-1.33%>
    US500(米国500株価指数):4908.3(-17.1)<-0.35%>

※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。

1月30日の米国株主要3指数は、ばらばらの値動きでした。
US30は最高値を更新したものの、US100とUS500は取引時間の終盤に大きく下落しています。
特にUS100は1.3%以上の下落率となりました。

この日は銀行株が好調で、モルガン・スタンレー / Morgan Stanleyがゴールドマン・サックス・グループ / The Goldman Sachs Group, Inc.などの金融大手の投資判断を引き上げたことが背景にあるようです。

また、雇用動態調査(JOLTS)の求人件数が予想以上に良く、FRBが3月利下げを検討するにあたっては、労働市場が強すぎるという印象を与えました。
ただ、米国の景気が良く成長を維持するとの見方にもつながり、これも株価を支える要因となりました。

引け後にマイクロソフト / Microsoft Corporationの決算があり、売上高が市場の予想を上回りました。
新しい人工知能の機能が、クラウドやOSの領域で顧客拡大に貢献しています。

また、グーグルの親会社であるアルファベットA / Alphabet Inc. Aの決算では、売上高、純利益ともに伸びており、四半期ベースでは過去最高を更新しています。

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年1月31日)のチャートテクニカル分析

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年1月31日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年1月31日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足はさらに最高値を更新する陽線が立ち、これで4連騰となりました。
陽連中の平均足はローソク足を下支えするような位置にあり、実体も段階的に長くなっています。
200日移動平均線も右肩上がりで、ローソク足より下に位置しているため、全体の流れは上昇トレンドと考えられます。

<1時間足チャート分析>

長期のレジスタンスラインを上にブレイク後、中期のレジスタンスラインをつけてから調整のような動きで一時下げましたが、再度上昇してそのラインも上に抜けました。
最終的に大きく高値を更新して1日の取引を終えています。
ブレイク済みの中期レジスタンスラインが、サポート転換するケースも想定されます。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

【US100(米国100株価指数)】本日(2024年1月31日)のチャートテクニカル分析

【US100(米国100株価指数)】本日(2024年1月31日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年1月31日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は、1本前の上昇を帳消しにする陰線が立ち、毛抜き天井の形になりました。
ただし、平均足は陽連中で実体が長く、下ヒゲが埋没している形で、ローソク足との位置関係を考えても大局は上昇トレンドと考えられます。
平均足付近まで押し目をつける可能性も考えられます。

<1時間足チャート分析>

1本前の中期レジスタンスラインを突破する上昇を見せていましたが、最新の中期レジスタンスラインを形成した水準から反落し、平均足を割り込んでいます。
この下がる動きで平均足も陰転しました。
取引時間の最終盤で大きく下げて、中期のサポートラインを割り込む長い陰線が立っています。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

【US500(米国500株価指数)】本日(2024年1月31日)のチャートテクニカル分析

【US500(米国500株価指数)】本日(2024年1月31日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年1月31日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は、最高値から反落する陰線が立ちましたが、4900ポイント台はキープしています。
平均足は陽連中、200日移動平均線も右肩上がりで、これらより高い価格帯をローソク足が推移しているため、大局は上昇トレンドと考えられます。
反発して節目の5000ポイントを試すかに注目です。

<1時間足チャート分析>

中期レジスタンスラインに頭を押さえられている展開が続いていましたが、取引時間の最終盤で長い陰線が立つ反落となりました。
この下落に先だって平均足も陰転しており、目先は売りの圧力が強い可能性があります。
このまま下げ続けた場合、中期のサポートラインを目指すケースも考えられます。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

本日(2024年1月31日)の主な米国経済指標

31日(水)22:15(米国)1月ADP雇用統計(前月比)
31日(水)22:30(米国)10-12月期四半期雇用コスト指数(前期比)
31日(水)23:45(米国)1月シカゴ購買部協会景気指数
31日(水)28:00(米国)米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
31日(水)28:30(米国)パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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