先週金曜日(2024年2月2日)のドル円動向振り返り
ドル円は急騰。
ドル円は夕刻にやや円安に進んだものの、米雇用統計発表を前に元の水準近くに戻す展開でした。
夜に米雇用統計が発表され、非農業部門雇用者数変化・平均時給・失業率のいずれも市場予想より強い結果でした。
市場はこれに対して急騰で反応し、2円ほど円安が進んでいます。
この動きは日付が変わるまで続き、その後は緩やかな動きでした。
なお、ボウマン米連邦準備理事会(FRB)理事の発言があり、現在はまだ利下げに適した時期ではない旨が伝えられています。
本日(2024年2月5日)のドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2024年2月5日7時のもの。「Orderbook3」を表示)
「オーダーブック」を見ると、144円台半ばから148円台前半にかけて、買い注文が厚いです。
現在値よりも円高の範囲で発注されており、買い圧力の強さがわかります。
しかし、148円台半ばから円安の範囲では、買い注文が乏しいです。
円安の範囲で積極的に買いたいトレーダーの人数は、少ない可能性があります。
その一方、148円台前半から149円台後半にかけて、売り注文が厚いです。
現在値よりも円安の範囲で発注されており、売り意欲が強い模様です。
その中でも、148円台半ばの売り注文が特に厚いです。
レジスタンスライン付近で発注されており、これを意識した注文だと考えられます。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2024年2月5日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と強い相関関係だったのは、ユーロ円とポンド円です。
豪ドル円とも弱い相関関係でした。
その一方、強い逆相関関係だったのは、ユーロドル、ポンドドルそして豪ドル米ドルです。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2024年2月5日7時のもの)
直近で最も強い通貨はドル、最も弱い通貨は円です。
円は午前中からマイナス幅を拡大し、深夜以降は安定的に推移しました。
ドルはややマイナス圏で取引された後、夜にプラス幅を大きく広げました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
今週のドル円の注目材料
5日(月)9:00(米国)パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
5日(月)23:45(米国)1月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
5日(月)23:45(米国)1月総合購買担当者景気指数(PMI、改定値)
5日(月)24:00(米国)1月ISM非製造業景況指数(総合)
6日(火)12:30(オーストラリア)豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表
7日(水)22:30(米国)12月貿易収支
8日(木)8:50(日本)12月国際収支・貿易収支
8日(木)13:30(インド)インド中銀政策金利(レポレート)
8日(木)22:30(米国)前週分失業保険継続受給者数
8日(木)22:30(米国)前週分新規失業保険申請件数
9日(金)22:30(カナダ)1月失業率
9日(金)22:30(カナダ)1月新規雇用者数
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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