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NY株(米国主要株式市場)見通しとニュース :下落分の反発+利下げ肯定の要人発言で全体的に上昇(2024年2月15日)

マーケットレポート

昨日(2024年2月14日)の米国主要3指数振り返り

  • 終値:
    US30(米国ウォールストリート株価指数30):38433.0(+175.0)<+0.46%>
    US100(米国100株価指数):17806.8(+171.4)<+0.97%>
    US500(米国500株価指数):5002.3(+43.4)<+0.88%>

※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。

2月14日の米国株主要3指数は、揃って買い戻しが入って反発しました。

13日の消費者物価指数(CPI)は、市場の予想を上回る上昇率で、早期利下げ観測が後退して株安になりました。
しかし、14日にシカゴ連銀のグールズビー総裁が、利下げ開始時期についてインフレ目標の2%達成を待つことを支持しないというコメントを出し、金融引き締めは長く続かないとの見方も広まりました。

エヌビディア / NVIDIA Corporationは、時価総額でアルファベットA / Alphabet Inc. Aを追い抜き、米企業として3位になりました。
来週の決算発表を前に、2.5%上昇しています。

また、メタ・プラットフォームズ / Meta Platforms, Inc.とテスラ / Tesla, Inc.も2%以上上昇しています。

ウーバー・テクノロジーズ / Uber Technologies, Inc.は、70億ドル相当の自社株買いが評価され、約15%上昇して上場来高値を更新しました。

リフト / Lyft, Inc.は、第4四半期決算で利益が市場の予想を上回り、35%という急騰となりました。

スーパー・マイクロ・コンピューター / Super Micro Computer, Inc.は、AI関連株として買われて11%以上上昇しました。

ロビンフッド・マーケッツ / Robinhood Markets, Inc.は、第4四半期決算が予想外の黒字となって、13%上昇しました。

ビットコインが時価総額で2年3か月ぶりに1兆ドルの大台を回復したことで、コインベース・グローバル / Coinbase Global, Inc.、マラソン・デジタル・ホールディングス / Marathon Digital Holdings, Inc.、ライオット・プラットフォームズ / Riot Platforms, Inc.が、それぞれ13%ほど上昇しています。

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年2月15日)のチャートテクニカル分析

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年2月15日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年2月15日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は反転上昇する陽線が立ち、ローソク足の先端は平均足と重複する水準にあります。
平均足は陽連中ですが、実体が短く、下ヒゲが長く、ローソク足との位置関係からも上昇の勢いはやや後退しています。
ローソク足がもう一度平均足を追い抜けるかに注目が集まります。

<1時間足チャート分析>

陰連中の平均足をともなう下落で長期のサポートラインを下抜けするものの、すぐ下に中期サポートラインを形成して反転しました。
そのままローソク足が平均足を上に抜けることで、平均足も陽転しています。
上下に位置する長期レジスタンスライン、長期サポートラインのいずれを試すかに注目です。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

【US100(米国100株価指数)】本日(2024年2月15日)のチャートテクニカル分析

【US100(米国100株価指数)】本日(2024年2月15日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年2月15日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は、平均足の実体にサポートされるような形で反発しました。
平均足は陽連中ですが、実体が短く、下ヒゲもついているため、あまり上昇圧が強い形とはいえません。
ただ200日移動平均線は右肩上がりなので、大局は上昇トレンドと考えられます。
ここから最高値を試すかがポイントになりそうです。

<1時間足チャート分析>

陰連中の平均足に頭を押さえられるような形で下落していましたが、中期のサポートラインが引かれた水準で反発し、上昇に転じています。
ローソク足が平均足より上に出ることで、平均足も陽転しました。
このまま上昇していく場合、少し上の中期レジスタンスラインを試す展開が予想されます。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

【US500(米国500株価指数)】本日(2024年2月15日)のチャートテクニカル分析

【US500(米国500株価指数)】本日(2024年2月15日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年2月15日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は、その1本前の陰線の下げ幅の大部分を回復する陽線となりました。
ローソク足が平均足にサポートされるような展開が続いており、200日移動平均線も右肩上がりで、大局は上昇トレンドと考えられます。
最高値をさらに試していくかに注目です。

<1時間足チャート分析>

陰連中の平均足に沿うような下落を見せる中で、底値圏で中期サポートラインを形成しつつ反転上昇しました。
ローソク足が平均足を上抜くことで、平均足は陽転しています。
このまま上昇していく場合、すぐ上の中期レジスタンスライン、さらにその先の長期レジスタンスラインを試す展開も考えられます。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
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本日(2024年2月15日)の主な米国経済指標

15日(木)22:30(米国)2月ニューヨーク連銀製造業景気指数
15日(木)22:30(米国)2月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
15日(木)22:30(米国)前週分失業保険継続受給者数
15日(木)22:30(米国)1月小売売上高(前月比)
15日(木)22:30(米国)1月小売売上高(除自動車)(前月比)
15日(木)22:30(米国)前週分新規失業保険申請件数
15日(木)23:15(米国)1月鉱工業生産(前月比)
15日(木)24:00(米国)2月NAHB住宅市場指数
15日(木)30:00(米国)12月対米証券投資
15日(木)30:00(米国)12月対米証券投資(短期債除く)

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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