NY株(米国主要株式市場)見通しとニュース ：卸売物価指数が予想以上の結果で大型株中心の売り相場に(2024年2月19日)

先週金曜日（2024年2月16日）の米国主要3指数振り返り

• 終値：
  US30（米国ウォールストリート株価指数30）：38560.0（-208.5）＜-0.54%＞
  US100（米国100株価指数）：17659.2（-234.0）＜-1.31%＞
  US500（米国500株価指数）：4998.7（-37.9）＜-0.75%＞

※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。

2月16日の米国株主要3指数は、高値圏から反落しました。
この日には卸売物価指数（PPI）が発表され、市場の予想を上回りました。
この結果により早期利下げ観測が後退し、長期金利上昇からの株安となりました。

大半の大型株が下落する展開で、メタ・プラットフォームズ / Meta Platforms, Inc.は2.2％下落しています。
アプライド・マテリアルズ / Applied Materials, Inc.は、四半期の売上高が65億ドルに達する見通しから6.4％の上昇。
バルカン・マテリアルズ / Vulcan Materials Coは、通期増益見通しから5.2％上昇しています。

ロク / Roku, Inc.は、四半期の赤字見通しから23.8％急落しています。

コインベース・グローバル / Coinbase Global, Inc.は、四半期決算が黒字転換して8.8％上昇しました。

なお、今週は21日にエヌビディア / NVIDIA Corporationが四半期決算を発表します。

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日（2024年2月19日）のチャートテクニカル分析

（チャートは2024年2月19日7時のもの）

左：日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線（期間200）」を表示
右：1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

＜日足チャート分析＞

先週金曜日の日足は、高値圏から反落する陰線で引けました。
ローソク足の終値は平均足の上ヒゲ部分と重複する領域まで下降しています。
平均足は陽連中ですが、実体は短く下ヒゲも伸びているため、上昇の勢いはさほど強くないと見られます。
ここから反発して再度の高値更新があるかに注目です。

＜1時間足チャート分析＞

陽連中の平均足に支えられながら上昇していましたが、中期のレジスタンスラインを作りながら反転。
そこからは平均足をまたぐように上下動し、平均足の色も何度か転換しています。
中期のレジスタンスラインをなかなか超えられず、平均足よりも下で先週の取引を終えています。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

【US100(米国100株価指数)】本日（2024年2月19日）のチャートテクニカル分析

（チャートは2024年2月19日7時のもの）

左：日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線（期間200）」を表示
右：1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

＜日足チャート分析＞

最高値を超えられずに高値を切り下げる、長い陰線が立ちました。
ローソク足の終値は、平均足の実体付近まで下降しており、目先のトレンドがやや不鮮明になっています。
ただし平均足は陽連中、200日移動平均線も右肩上がりなので、全体的には買い優勢と考えられます。

＜1時間足チャート分析＞

高値と安値を切り上げる状態が続く上昇トレンドでしたが、中期のレジスタンスラインを形成した高値を頂点に下落を開始。
ローソク足が平均足を下回ることで、平均足も陰転しています。
この下落で中期のサポートラインを下抜けしているため、目先は売り圧力が強いと考えられます。
この流れのまま、長期のサポートラインを試す展開も想定されます。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

【US500(米国500株価指数)】本日（2024年2月19日）のチャートテクニカル分析

（チャートは2024年2月19日7時のもの）

左：日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線（期間200）」を表示
右：1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

＜日足チャート分析＞

高値圏で反落する陰線となり、ダブルトップを形成しつつあります。
ネックラインにあたる水準を下抜けするなら、売りの勢いが強まる可能性もあります。
平均足は陽連中で、200日移動平均線も右肩上がりであることから、全体の流れは上昇トレンドであると考えられます。

＜1時間足チャート分析＞

陽連している平均足に沿って上昇する状態が続いていましたが、長期のレジスタンスライン手前で反落し、ローソク足は平均足を下回りました。
この下落の安値に、中期のサポートラインが引かれています。
平均足は陰転しているため、目先は売り優勢と考えられ、この中期のサポートラインを割り込んでいくかに注目です。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

本日（2024年2月19日）の主な米国経済指標

特になし

本日発表予定の経済指標はこちら

---

本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。

---