昨日(2024年2月20日)のドル円動向振り返り
ドル円は円高も深夜以降に戻す。
午後にかけて緩やかに円安が進んだものの、それ以降は円高に反転しました。
米10年債利回りが低下基調であり、この影響を受けたと考えられます。
夜に発表された米1月景気先行指標総合指数が市場予想より弱く、これも円高を支援した可能性があります。
その後、深夜に米10年債利回りは上昇に転じ、ドル円も反発しました。
しかし一昨日の終値まで戻すことはなく、円高で1日の取引を終えています。
なお、鈴木財務相や清水日銀理事の発言が伝わりましたが、ドル円に特段の反応は見られませんでした。
本日(2024年2月21日)のドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2024年2月21日7時のもの。「Orderbook3」を表示)
「オーダーブック」を見ると、149円付近や149円台前半の買い注文が特に厚いです。
サポートライン付近に位置しており、これが注目されている模様です。
しかし、149円台後半から円安の範囲では、買い注文が乏しいです。
現在値周辺や円安の範囲で積極的に買いたいトレーダーの人数は、少ない可能性があります。
その一方、150円台後半から151円付近にかけて、売り注文が特に厚いです。
レジスタンスライン付近で発注されており、これを意識した注文だと考えられます。
また、149円台後半から150円台半ばにかけても、売り注文が厚いです。
直近の値動き全体で発注されており、売り意欲の強さがわかります。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2024年2月21日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と相関関係だった通貨ペアはありません。
その一方、強い逆相関関係だったのは、ユーロドル、ポンドドルそして豪ドル米ドルです。
また、逆相関関係だったのはユーロ円とポンド円で、弱い逆相関関係だったのは豪ドル円です。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2024年2月21日7時のもの)
直近で最も強い通貨はユーロ、最も弱い通貨はカナダドルです。
円はマイナス幅を広げた後、深夜にゼロ付近に戻しました。
ドルは日中にプラス圏で推移し、夜以降はマイナス圏で取引されました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
本日(2024年2月21日)の主な経済指標
28:00(米国)米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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