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NY株(米国主要株式市場)見通しとニュース :GDP改定値は小幅な下方修正。本日は個人消費支出(PCE)物価指数(2024年2月29日)

マーケットレポート

昨日(2024年2月28日)の米国主要3指数振り返り

  • 終値:
    US30(米国ウォールストリート株価指数30):38838.0(-115.0)<-0.30%>
    US100(米国100株価指数):17829.3(-146.7)<-0.82%>
    US500(米国500株価指数):5062.2(-20.0)<-0.39%>

※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。

2月28日の米国株主要3指数は、高値圏から下落しました。

この日に発表された10~12月期の実質GDP改定値は、速報値から小幅に下方修正されました。
個人消費が強く、景気の底堅さを示しましたが、インフレの上振れリスクも同時に意識されました。
本日発表される個人消費支出(PCE)物価指数を見極めたいという思惑も重なり、積極的な売買は見送られた格好です。

個別で見ていくと、ユナイテッドヘルス・グループ / UnitedHealth Group Incorporatedは、 司法省が同社に対して独禁法に基づく調査を始めたという報道が出たことで、4.93%下落しています。

半導体製造装置メーカーのアプライド・マテリアルズ / Applied Materials, Inc.は、証券取引委員会から召喚状を受け取ったと報じられて2.62%下落。

植物由来の代替肉を製造・販売するビヨンド・ミート / Beyond Meat Inc.は、値上げとコスト削減で利益率好転の見込みから30.72%の急上昇となりました。

ビットコインが上昇することで、関連銘柄のコインベース・グローバル / Coinbase Global, Inc.、マラソン・デジタル・ホールディングス / Marathon Digital Holdings, Incが買いを集めました。
ただし、ビットコインの上げ幅縮小により、これらも高値から押し戻されています。

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年2月29日)のチャートテクニカル分析

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年2月29日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年2月29日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は高値圏から続落し、3陰連となりました。
ローソク足の終値は平均足の上ヒゲと重複する価格帯まで下降しています。
平均足は陽連中、それより上に価格帯があり、200日移動平均線も右肩上がりであることから、全体的には上昇トレンドと考えられます。

<1時間足チャート分析>

長期レジスタンスラインを頂点とする下落が続いています。
陰転した平均足に頭を押さえられながら下落し、中期のサポートラインを下に抜けましたが、反転上昇してローソク足が平均足を一時的に上に抜けました。
平均足はまだ陰線なので、目先の流れは不透明と考えられます。
この上昇を戻りとして、続落するかに注目です。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

【US100(米国100株価指数)】本日(2024年2月29日)のチャートテクニカル分析

【US100(米国100株価指数)】本日(2024年2月29日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年2月29日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は陰線で引けて、ローソク足の終値は平均足の上ヒゲと重複する価格帯にあります。
ダブルトップが形成されつつあり、このままネックラインを下抜けするなら、さらに下降する可能性もありそうです。
ただし、200日移動平均線は右肩上がりなので、大局では買い圧力が強いと考えられます。

<1時間足チャート分析>

高値、安値がおおむね同価格帯にあるレンジ相場でしたが、直近は平均足が陰転し、それに頭を押さえられるように下落しました。
ローソク足が中期サポートラインと複数回交差しており、取引時間の最終盤でこのラインを下に抜けています。
このまま下落の勢いが強まる可能性も考えられます。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

【US500(米国500株価指数)】本日(2024年2月29日)のチャートテクニカル分析

【US500(米国500株価指数)】本日(2024年2月29日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年2月29日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は高値圏で陰線が立ったものの、陽連中の平均足より高い価格帯を推移しています。
200日移動平均線も右肩上がりで、それよりもローソク足が上にあるため、大局は上昇トレンドと考えられます。
最高値をさらに超えていく上昇があるかに注目です。

<1時間足チャート分析>

長期レジスタンスラインを頂点に、深く戻りながら高値、安値を切り下げています。
ローソク足が平均足と何度も交わり、平均足の色も複数回反転しています。
直近は平均足が陰連しており、すぐ下の中期サポートラインを下に抜けていくかに注目が集まります。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

本日(2024年2月29日)の主な米国経済指標

29日(木)22:30(米国)1月個人所得(前月比)
29日(木)22:30(米国)1月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前年同月比)
29日(木)22:30(米国)1月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前月比)
29日(木)22:30(米国)1月個人消費支出(PCEデフレーター)(前年同月比)
29日(木)22:30(米国)1月個人消費支出(PCE)(前月比)
29日(木)22:30(米国)前週分失業保険継続受給者数
29日(木)22:30(米国)前週分新規失業保険申請件数
29日(木)23:45(米国)2月シカゴ購買部協会景気指数
29日(木)24:00(米国)1月住宅販売保留指数(前年同月比)
29日(木)24:00(米国)1月住宅販売保留指数(前月比)

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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