昨日(2024年2月29日)のドル円動向振り返り
ドル円は大幅な円高。
高田日銀審議委員が発言し、2%の物価目標実現について楽観的な見通しが報じられました。
市場で金融政策変更への期待が高まった模様で、ドル円は円高で反応しています。
昼以降は上下に荒い値動きで、方向感の乏しい展開です。
夜には米個人消費支出(PCEデフレーター)が発表され、市場予想と同じながら前月比で低下しました。
米10年債利回りは低下、そしてドル円も再び円高に動いています。
前週分新規失業保険申請件数等の指標も市場予想より弱く、これらも円高に寄与した可能性があります。
日付が変わると一転して円安の動きが強まり、半値戻しを実現して1日の取引を終えました。
本日(2024年3月1日)のドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2024年3月1日7時のもの。「Orderbook3」を表示)
「オーダーブック」を見ると、149円付近から149円台前半にかけて、買い注文が特に厚いです。
サポートライン付近に位置しており、これが注目されている模様です。
しかし、149円台後半より円安の範囲では、買い注文が乏しいです。
円安の範囲で積極的に買いたいトレーダーの人数は、少ない可能性があります。
その一方、150円台前半から151円台後半にかけて、売り注文が厚いです。
現在値よりも円安の範囲で発注されており、売り圧力の強さがわかります。
その中でも、150円台半ばから後半にかけての売り注文が特に厚いです。
レジスタンスライン付近で発注されており、これを意識した注文だと考えられます。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2024年3月1日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と強い相関関係だったのは、ユーロ円とポンド円です。
豪ドル円とも相関関係でした。
その一方、逆相関関係だったのは豪ドル米ドルです。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2024年3月1日7時のもの)
直近で最も強い通貨は円、最も弱い通貨はスイスフランです。
円は午前中にプラス幅を大きく広げ、その後はプラス圏で上下動しました。
ドルは日中にマイナス圏で推移し、深夜にマイナス幅をやや広げましたが、未明にプラス圏に浮上しました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
本日(2024年3月1日)の主な経済指標
10:45(中国)Caixin製造業
19:00(ユーロ)消費者物価指数(HICP)
24:00(米国)ⅠSM製造業景況指数
24:00(米国)ミシガン大学消費者態度指数
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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