昨日(2024年3月5日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
US30(米国ウォールストリート株価指数30):38597.0(-339.5)<-0.87%>
US100(米国100株価指数):17963.4(-253.7)<-1.39%>
US500(米国500株価指数):5086.2(-43.0)<-0.84%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
3月5日の米国株主要3指数は、揃って大幅に下落しました。
特にUS100は約1.4%の大きな下落率になっています。
前日に続いてアップル / Apple Inc.が下落したことで、ハイテク株主導の株安になりました。
前日の欧州当局による巨額制裁金に続き、iPhoneの中国市場での販売不振が嫌気されました。
この日にはいくつかの経済指標が発表されました。
ISMの2月非製造業総合指数は前月から下がり、予想も下回りました。
逆に新規受注は6か月ぶりの高水準でした。
また、1月の製造業新規受注は市場予想以上に落ち込みました。
今日と明日に行われるパウエルFRB議長の議会証言、金曜日の雇用統計が注目されます。
US500の参照先であるS&P500の主要な11セクターのうち、情報技術や一般消費財など8セクターが下落しました。
また、アドバンスト・マイクロ・デバイシズ / Advanced Micro Devices, Inc.の中国市場向けAI半導体輸出が、米国政府の介入で難航しているという報道があり、半導体セクターの売り要因になりました。
他に個別で見ると、テスラ / Tesla, Inc.はドイツ工場が操業停止になったことで、3.9%下落しました。
小売り大手のターゲット / Target Corporationは、通期の既存店売上高の見通しが好材料となり、12%上昇しています。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年3月6日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年3月6日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は実体が長い陰線で引け、3万9000ドル台を維持できませんでした。
ローソク足の終値は平均足を下に抜けています。
平均足は陽連中ですが、ローソク足との位置関係からトレンドの流れはやや不鮮明です。
200日移動平均線は右肩上がりなので、大局は上昇トレンドと考えられます。
<1時間足チャート分析>
長期のレジスタンスライン、サポートラインに挟まれた価格帯で、方向感に乏しい値動きが続いていましたが、中期のサポートラインを下に抜ける下落が発生しました。
陰転した平均足に頭を押さえられながら下げ、長期のサポートラインをブレイクしています。
続落する場合には、このラインがレジスタンス転換するケースも想定されます。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2024年3月6日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年3月6日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は高値圏から続落し、ローソク足の終値は平均足の上ヒゲと重複しています。
平均足は陽連中ですが、実体が長くなく、下ヒゲも伸びており、上昇の勢いが弱まりつつあることを示しています。
ただし200日移動平均線は右肩上がりなので、全体としては買いの圧力の方が強いと考えられます。
<1時間足チャート分析>
中期のレジスタンスラインを頂点に下落を開始、陰連中の平均足がレジスタンスの役割を果たしています。
前日の1時間足は、その勢いを保ったまま長期のレジスタンスライン、中期のサポートラインを下に抜けました。
最終的に長期サポートラインの手前で反発しています。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2024年3月6日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年3月6日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
三川宵の明星のような形で頂点から反落し、ローソク足の下ヒゲは平均足の上ヒゲと接触しています。
平均足は陽連中で、実体の長さも一定の割合を確保しており、200日移動平均線が右肩上がり、かつローソク足がその上にあるため、大局は上昇トレンドと考えられます。
平均足がサポートになって反発するかに注目です。
<1時間足チャート分析>
中期のレジスタンスラインで頂点をつけて、反落を開始しました。
ローソク足が平均足を下回ることで、平均足は陰転しています。
平均足に頭を押さえられながら下落が続き、長期のレジスタンスラインを下に抜け、中期のサポートラインもブレイクしたものの、反発してその付近まで戻っています。
US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
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本日(2024年3月6日)の主な米国経済指標
6日(水)22:15(米国)2月ADP雇用統計(前月比)
6日(水)24:00(米国)パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
6日(水)24:00(米国)1月雇用動態調査(JOLTS)求人件数
6日(水)28:00(米国)米地区連銀経済報告(ベージュブック)
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OANDA Lab編集部
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