昨日（2024年3月7日）のユーロ円動向振り返り
ユーロ円は大幅な円高の後に戻す。
日銀のマイナス金利からの政策転換が意識されたと伝えられており、日中から夜にかけて大幅に円高が進みました。
夜にはECB（欧州中央銀行）が政策金利を発表し、市場予想通り据え置きでした。
ユーロ円は発表後に円高が進んでいます。
ECBは今年の物価上昇率見通しを引き下げており、これが影響したと報じられています。
その後、反転して急伸する展開でした。
ラガルド欧州中央銀行（ECB）総裁が会見し、制約的な政策金利が当面続く旨が伝えられており、これを受けた動きと考えられます。
未明に入ると値動きが落ち着き、そのまま1日の取引を終えました。
本日（2024年3月8日）のユーロ円チャートテクニカル分析
（チャートは2024年3月8日7時のもの。「Orderbook３」を表示）
「オーダーブック」を見ると、159円台半ばから163円台後半にかけて、厚い買い注文があります。
現在値を含む範囲であり、買い圧力の強さがわかります。
その中でも、162円台前半の買い注文が特に厚いです。
現在値付近で発注されており、これが注目されている模様です。
その一方、161円台半ばから164円台半ばにかけて、厚い売り注文があります。
売り注文も現在値を含む範囲で発注されており、売り意欲の強さがわかります。
その中でも、164円付近の売り注文が特に厚いです。
キリの良い数字であり、これを意識した注文だと考えられます。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ユーロ円と他の通貨ペアとの相関分析
（画像は2024年3月8日7時のもの）
過去24時間の相関関係を見ると、ユーロ円と強い相関関係だったのは、ドル円、ポンド円そして豪ドル円です。
ユーロドルとも弱い相関関係でした。
その一方、逆相関関係だったのは豪ドル米ドルです。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
ユーロ、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
（画像は2024年3月8日7時のもの）
直近で最も強い通貨は円、最も弱い通貨はドルです。
円はプラス幅を拡大した後、夜にプラス幅を縮小し、未明以降は安定的に推移しました。
ユーロは夜にかけてマイナス幅を広げ、その後はゼロ方向に向けて動く展開でした。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
本日（2024年3月8日）の主な経済指標
22:30（カナダ）失業率 2月
22:30（米国）非農業部門雇用者数変化
22:30（米国）失業率 2月
またEUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>EUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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