先週金曜日(2024年3月8日)の天然ガス動向振り返り
- 終値:1.782(+0.014)<+0.79%>
※OANDAが提供する商品CFD「天然ガス(NATGAS)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
NATGASはわずかに反発。
金曜日は方向感のない展開で、取引時間終了間際にやや上げて前日比プラスでした。
米国の3月中旬の気温は高い予報で、在庫水準も高く、価格下落要因が強い環境に変化はない模様です。
なお、米商品先物取引委員会(CFTC)により天然ガスの投機的ネットポジションが公開され、およそ12万9000の売り越しでした。
直近2週間の売り越し幅は減少傾向にあります。
【天然ガス(NATGAS)】本日(2024年3月11日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年3月11日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
ローソク足は上下にヒゲのある実体の短い陽線を形成し、小幅な上昇にとどまりました。
平均足は陽連しているものの、7日の大幅安によりローソク足と平均足が重なった状態です。
底値からの反発再開後、7日の大幅安はありましたが下落はいったん止まりました。
目先は、上昇が続き反発を再開するか、下落に転じて底値を目指すかに注目です。
<1時間足チャート分析>
横ばいでの取引後に下落が進んだものの、反発して日足始値を上回る水準で取引を終えました。
平均足は陰連していましたが、反発とともに陽転しています。
7日の大幅安後も下落が続き安値を更新しており、下落トレンドは維持されています。
安値更新の継続により、このまま下落トレンドが維持されるかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、米国内石油リグの稼働数は前週比で2基減少し、504基です。
2月中旬までの稼働数は490基台が中心でしたが、2月後半以降は500基台で推移しています。
一方、天然ガスのリグ数は前週比で4基減少し、115基です。
稼働リグ数は今年の最少を記録しています。
天然ガス貯蔵量の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、天然ガスの貯蔵量は前週比で40bcf(10億立方フィート)減少し、2334 bcfでした。
在庫水準は2019年から2023年の平均を大きく上回っており、価格下落に作用する可能性があります。
また天然ガス(NATGAS)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>天然ガス(NATGAS)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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