昨日(2024年3月11日)のユーロ円動向振り返り
ユーロ円は先週末に引き続き円高。
午前中に日本で四半期国内総生産(GDP)が発表され、市場予想より弱い数字でした。
しかし、前回(速報値)と比べてプラスに転じており、ユーロ円の反応は限られました。
夕刻に入ると、ユーロ円が円高に振れる場面がありました。
同時刻にドル円が下げており、この影響を受けたと考えられます。
その後は横ばいの動きで1日の取引を終えました。
なお、カジミール・スロバキア中銀総裁が発言し、現時点での政策金利引き下げは見送るべきとの内容が報じられています。
本日(2024年3月12日)のユーロ円チャートテクニカル分析
(チャートは2024年3月12日7時のもの。「Orderbook3」を表示)
「オーダーブック」を見ると、160円付近の買い注文が特に厚いです。
キリの良い数字であり、これが注目されている模様です。
また、161円台前半にも、特に厚い買い注文があります。
レジスタンスライン付近で発注されており、これを意識した注文だと考えられます。
その一方、160円台前半から164円台半ばの売り注文が厚いです。
直近の値動き全体で発注されており、売り圧力の強さがわかります。
その中でも、160円台半ばの売り注文が特に厚いです。
サポートライン付近に位置しており、これに着目した注文だと考えられます。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ユーロ円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2024年3月12日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ユーロ円と強い相関関係だったのは、ポンド円と豪ドル円です。
相関関係だったのは、ドル円、ユーロドルそしてポンドドルです。
また、豪ドル米ドルとも弱い相関関係でした。
その一方、逆相関の関係だった通貨ペアはありませんでした。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
ユーロ、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2024年3月12日7時のもの)
直近で最も強い通貨は円、最も弱い通貨はポンドです。
円は朝にゼロ付近で推移した後、1日を通してプラス圏で上下動しました。
ユーロはゼロを中心に動き、おおむね横ばいで取引されました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
本日(2024年3月12日)の主な経済指標
16:00(英国)2月失業率
21:30(米国)2月消費者物価指数(CPI)
またEUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>EUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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