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米2月CPI(消費者物価指数)は前年同月比+3.2%:市場予想比+0.1%でドル円は上下に大きく振れる

マーケットレポート

米国の2月CPI(消費者物価指数):市場予想と結果

前年同月比

         
前回 市場予想 結果
CPI +3.1% +3.1% +3.2%
コアCPI +3.9% +3.7% +3.8%

前月比

         
前回 市場予想 結果
CPI +0.3% +0.4% +0.4%
コアCPI +0.4% +0.3% +0.4%

2月のCPIは前年同月比で+3.2%、市場予想の+3.1%と比べて0.1%高い結果でした。
また、前月比では0.4%の上昇で、市場予想と同じです。

その一方、コアCPIは前年同月比で+3.8%と市場予想と比べて0.1%高い値でした。
前月比では+0.4%であり、市場予想の+0.3%よりも0.1%高い数字です。

米2月CPI(消費者物価指数)の品目別データ

米2月CPI(消費者物価指数)の品目別データ

内訳別に前月比で見ると、食品は0.0%(前月は+0.4%)、サービス(エネルギーサービスを除く)は0.5%(前月は+0.7%)で、それぞれインフレが沈静化しました。

その一方、エネルギーは強弱入り混じる結果です。
エネルギー商品は3.6%で前月の-3.2%から大幅プラスに転じたのに対し、エネルギーサービスは0.8%で前月の1.4%から数字を下げています。

その他、中古車・トラックは0.5%(前月は-3.4%)、アパレルは0.6%(前月は-0.7%)でそれぞれマイナスからプラスに上昇しました。

米2月CPI発表前後のドル円相場

米2月CPI発表前後のドル円相場
(赤矢印部分で指標発表)

ドル円を5分足チャートで見ると、指標発表前はレンジ相場を形成していた様子がわかります。
指標が発表されると、直後に急騰したものの戻す展開で、長い上ヒゲを形成しました。
その後、さらに下落してレンジ相場の下限を抜けながらも、トレンドを形成できずに円安方向に転じています。
不安定な値動きが続いており、今後の値動きに注目です。

またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート

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