昨日（2024年3月12日）のWTI原油動向振り返り
- 終値：78.119（-0.105）＜-0.13％＞
※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
USOILは小幅反落。
米CPI（消費者物価指数）が発表され、市場予想比でわずかに高い結果でした。
インフレ率の高さは政策金利の高止まりを示唆するため、USOIL価格の下落につながったと指摘されています。
なお、米エネルギー情報局（EIA）が短期見通しを発表し、2024年のWTI原油生産高は2023年よりも増加する見通しです。
2024年の生産量見通しは上方修正されており、これも原油価格の下落に作用した可能性があります。
【WTI原油(USOIL)】本日（2024年3月13日）のチャートテクニカル分析
（チャートは2024年3月13日7時のもの）
左：日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右：1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
＜日足チャート分析＞
昨日のローソク足は下ヒゲを伸ばした陰線を形成しました。
一時的に77ドル台まで下落しましたが、現在は78ドル台で推移しています。
平均足は実体が短く上下に長いヒゲを伸ばした陽線を形成しており、買いの勢いが無くなってきていることを示しています。
目先は、このまま下落していくか、それとも反発して平均足を試すかに注目です。
＜1時間足チャート分析＞
ローソク足はレンジで推移している状況です。
一定の高値と安値の間で動いており、方向感が定まっていません。
一方で、直近の平均足は陰線を形成しており、売り優勢を示しています。
目先は、上と下のどちらに放れるかで、レンジ上限を目指して上昇するか、それともレンジ下限を目指して下落するかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置（リグ）数の推移（週間）
米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、2024年3月8日時点の米国の原油リグ稼働数は前週から2基減少した504基でした。
2024年1月12日から400基台で推移していましたが、2月23日以降は500基台まで増加しています。
原油在庫の推移（週間）
米EIA（エネルギー情報局）の発表によると、2024年3月1日時点の原油在庫は前週比で136.7万バレルほど増加し、およそ4億4853万バレルです。
2023年12月から2024年1月までは減少傾向だった原油在庫ですが、2024年2月からは増加傾向に転換しています。
またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート
Published by
OANDA Lab編集部
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