NY株(米国主要株式市場)見通しとニュース :前週最高値更新からの利益確定売りが進んで続落(2024年3月26日)

マーケットレポート

昨日(2024年3月25日)の米国主要3指数振り返り

  • 終値:
    US30(米国ウォールストリート株価指数30):39371.0(-91.0)<-0.23%>
    US100(米国100株価指数):18330.4(-25.0)<-0.14%>
    US500(米国500株価指数):5230.6(-6.4)<-0.12%>

※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。

3月25日の米国株主要3指数は、揃って小さく続落しました。

US30は、前週に史上最高値をつけており、そこからの利食い売りが優勢な展開でした。
節目の4万ドルまで迫っているものの、前日は経済指標などの材料に乏しく、長期金利も上昇したことで、取引時間終盤まで軟調でした。

ただ、原油高を背景に、エネルギー株は堅調に推移しました。

US100は、エヌビディア / NVIDIA Corporation(0.76%高)とマイクロン・テクノロジー / Micron Technology, Inc.(6.28%高)の上昇に支えられるも、終盤で失速しています。

個別に見ていくと、ボーイング / The Boeing Companyは現CEOが2024年末に退任すると発表することで、1.36%上昇しました。
ウォルト・ディズニー / The Walt Disney Companyは、バークレイズが株式判断を引き上げました。
その結果、3.01%上昇し、US30の中で一番の上昇率となりました。

一方で、スリーエム / 3M Companyは1.8%下落で、US30の中では最大の下落率に。
インテル / Intel Corporationとホーム・デポ / The Home Depot, Inc.は1.7%下落しました。
マクドナルド / McDonald’s Corporationとマイクロソフト / Microsoft Corporationは1.4%下落しています。

今週の金曜日、29日はグッドフライデーのため、米国株式市場は休場となります。
そのため、今週は休みを取る市場関係者も多いと予測されます。
ただこの日、FRBの金融政策の行方に影響する可能性がある、個人消費支出(PCE)が発表されます。

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年3月26日)のチャートテクニカル分析

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年3月26日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年3月26日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は高値圏から続落し、陰線を形成しました。
平均足は陽連中で、右上がりの角度もつきつつあります。
平均足より上をローソク足が推移しているため、全体としては買い優勢と考えられます。
最高値を試す展開があるかに注目が集まります。

<1時間足チャート分析>

長期のレジスタンスラインを天井に下落を始め、ローソク足が平均足を下に抜けることで平均足も陰転しています。
中期のサポートラインを割り込んだ後も、下落の勢いは衰えませんでした。
終盤は平均足に頭を押さえられるように、ジリジリと下落して取引時間を終えました。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

【US100(米国100株価指数)】本日(2024年3月26日)のチャートテクニカル分析

【US100(米国100株価指数)】本日(2024年3月26日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年3月26日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は、高値圏で実体が短い陰線が立ちました。
平均足は陽連中で、実体が短く下ヒゲが長いものの、それより上をローソク足が推移しています。
200日移動平均線も右肩上がりなので、全体として買い優勢と考えられます。
このままローソク足>平均足の位置関係を保てるかがポイントになりそうです。

<1時間足チャート分析>

長期のレジスタンスラインを天井に、高値も安値も切り下げる下降トレンドが発生しています。
上下の振幅が大きく、ローソク足と平均足が交差することで、平均足が転換することもありました。
直近では中期のサポートラインを割り込んだものの、すぐに反発してラインより上に戻っています。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

【US500(米国500株価指数)】本日(2024年3月26日)のチャートテクニカル分析

【US500(米国500株価指数)】本日(2024年3月26日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年3月26日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は、高値圏から続落する短い陰線が立ちました。
ローソク足は平均足より高い位置を保っており、平均足は一定の角度で陽連中です。
200日移動平均線も右肩上がりなので、大局は上昇トレンドと考えられます。
これまでのように、平均足がサポートしてローソク足が反発するかに注目です。

<1時間足チャート分析>

長期のレジスタンスラインを頂点として、ローソク足が平均足に頭を押さえられるような下落が続いています。
何度かローソク足が平均足を上回るものの、すぐに押し戻されて平均足もほぼ陰線をキープしています。
直近は中期サポートラインで小さく反発しています。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

本日(2024年3月26日)の主な米国経済指標

26日(火)21:30(米国)2月耐久財受注(前月比)
26日(火)21:30(米国)2月耐久財受注・輸送用機器除く(前月比)
26日(火)22:00(米国)1月ケース・シラー米住宅価格指数(前年同月比)
26日(火)23:00(米国)3月リッチモンド連銀製造業指数
26日(火)23:00(米国)3月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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