NY株(米国主要株式市場)見通しとニュース :ISM製造業購買担当者景況指数の結果が良くUS30が下落(2024年4月2日)

マーケットレポート

昨日(2024年4月1日)の米国主要3指数振り返り

  • 終値:
    US30(米国ウォールストリート株価指数30):39469.5(-347.7)<-0.87%>
    US100(米国100株価指数):18314.3(+43.2)<+0.24%>
    US500(米国500株価指数):5247.4(-7.8)<-0.15%>

※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。

4月1日の米国株主要3指数は、ばらばらの値動きとなりました。

米サプライ管理協会(ISM)の3 月の米製造業購買担当者景況指数は、前月から上昇、市場予想も上回っています。
この結果を受けて利下げ観測が後退し、US30は取引時間の前半から売り優勢でした。
また長期金利が上昇して、相場の圧迫要因となりました。

一方でハイテク株が多いUS100は小幅高に。
フィラデルフィア半導体指数は、1.2%上昇しています。

US500の参照先であるS&P500の主要な11セクターでは、大半が下落しました。
特に不動産、ヘルスケア、公益事業の下げが目立ちました。
一方で原油価格が上がったことで、エネルギーのセクターは上昇しています。

フェドウォッチによれば、6月に利下げする確率は約57%と、1週間前の約64%から低下しています。

個別で見ていくと、AT&T / AT&T Inc.は顧客情報が2週間前にダークウェブへ流出したとして、0.6%下落しています。
ホーム・デポ / The Home Depot, Inc.は、4.1%下落。
US30の参照先であるダウ平均採用銘柄では一番下がりました。

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年4月2日)のチャートテクニカル分析

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年4月2日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年4月2日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は、一時的に高値を更新するものの大きく反落する陰線で引けました。
平均足は一定の角度をつけて陽連しており、ローソク足より下を推移していることから、大局は上昇トレンドと考えられます。
200日移動平均線も右肩上がりで、ローソク足より下にあります。

<1時間足チャート分析>

前日までの1時間足は、陽連中の平均足に支えられるように上昇し、長期のレジスタンスラインをブレイクしました。
高値圏に中期のレジスタンスラインを形成しつつ反落し、長期のレジスタンスラインを下回ることで、平均足も陰転しています。
下落の過程で中期サポートラインを割り込んでも下げ止まらず、長期サポートラインの少し上まで値を下げました。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

【US100(米国100株価指数)】本日(2024年4月2日)のチャートテクニカル分析

【US100(米国100株価指数)】本日(2024年4月2日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年4月2日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は、高値圏で反落する短い陰線が立ちました。
ローソク足は陽連している平均足より高い価格帯を維持しているものの、平均足の実体は短く、下ヒゲが長いため、上昇の勢いはさほど強くないと考えられます。
200日移動平均線は右肩上がりなので、全体としては買い優勢であることを示唆しています。

<1時間足チャート分析>

ここしばらくの1時間足は、ローソク足が何度も平均足を追い抜き、そのたびに平均足が転換するトレンドレスな展開が続いています。
直近では、陽連中の平均足をローソク足が下に抜けることで、平均足は陰転しています。
上下にある長期のサポートライン、レジスタンスラインのどちらを試していくかに注目です。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

【US500(米国500株価指数)】本日(2024年4月2日)のチャートテクニカル分析

【US500(米国500株価指数)】本日(2024年4月2日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年4月2日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は最高値を一時更新後に反落し、陰線で引けています。
平均足はほぼ同じ角度で陽連を続けており、ローソク足に対して押し目となる動きを繰り返しています。
200日移動平均線が右肩上がりであることも含め、大局は上昇トレンドであることを示唆しています。

<1時間足チャート分析>

陽連中の平均足にサポートされて上昇し、中期、次いで長期のレジスタンスラインを上に抜けてから反落しました。
ローソク足が平均足を下抜けすることで、平均足は陰転しています。
この下落の過程で長期のレジスタンスラインをブレイクしたため、目先は下降トレンドであると考えられます。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

本日(2024年4月2日)の主な米国経済指標

2日(火)23:00(米国)2月製造業新規受注(前月比)
2日(火)23:00(米国)2月雇用動態調査(JOLTS)求人件数

本日発表予定の経済指標はこちら

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