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NY株(米国主要株式市場)見通しとニュース :明日のCPIなど複数の様子見要因で株価は停滞(2024年4月9日)

マーケットレポート

昨日(2024年4月8日)の米国主要3指数振り返り

  • 終値:
    US30(米国ウォールストリート株価指数30):38956.0(-3.0)<-0.01%>
    US100(米国100株価指数):18137.0(±0.0)<±0.00%>
    US500(米国500株価指数):5214.0(+1.6)<+0.03%>

※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。

4月8日の米国株主要3指数は、全体的に小動きとなりました。

長期金利の上昇が相場の動きを鈍らせる展開で、明日発表される消費者物価指数(CPI)を待ってから動こうという投資家も多かったと思われます。
また、第1四半期の決算発表シーズンが控えていることも、動きづらい要因となりました。

US500の参照先であるS&P500の主要な11セクターは、6セクターがマイナスです。
特にエネルギーが大きく下げましたが、不動産は上昇率トップでした。

個別で見ていくと、テスラ / Tesla, Inc.はイーロン・マスクCEOが自動運転タクシー「ロボタクシー」を8月8日に発表すると明らかにしたことが買い材料となり、4.9%上昇しました。

ビットコイン上昇に追随する形で、コインベース・グローバル / Coinbase Global, Inc.は6.7%上昇、マイクロストラテジー / MicroStrategy Incorporatedは5.1%上昇しています。

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年4月9日)のチャートテクニカル分析

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年4月9日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年4月9日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は下ヒゲが伸びる短い陰線となりました。
平均足は実体が短く、右上がりの角度はほぼないものの、陽線を保ってます。
しかしそれより安い価格帯にローソク足があり、トレンドの流れは不透明であることを示唆しています。
200日移動平均線は右肩上がりなので、大局は上昇トレンドと考えられます。

<1時間足チャート分析>

大きく下落したあと、中期と長期のサポートラインが重複する水準で底をつけ、反転上昇しました。
この値動きにともなって、ローソク足が平均足を上に抜け、平均足は陽転しています。
直近は高値を切り下げ、安値を切り上げる三角保ち合いになっており、上下どちらにブレイクするかに注目です。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

【US100(米国100株価指数)】本日(2024年4月9日)のチャートテクニカル分析

【US100(米国100株価指数)】本日(2024年4月9日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年4月9日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は、平均足と重なるような値動きとなり、陰線で引けました。
平均足は陽連しているものの実体は短く、下ヒゲは長く、はっきりとしたトレンドが発生していないことを示唆しています。
このまま平均足より安い価格帯での値動きが続けば、平均足が久しぶりに陰転するケースも想定されます。

<1時間足チャート分析>

中期と長期のサポートラインが重複する水準が底になって、下降から上昇に転じています。
ローソク足が平均足を上に抜けることで、平均足は陽転しました。
目先はローソク足と平均足が何度も交差することで、平均足も複数回転換しています。
もみ合いから上下どちらに放れるかに注目が集まります。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

【US500(米国500株価指数)】本日(2024年4月9日)のチャートテクニカル分析

【US500(米国500株価指数)】本日(2024年4月9日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年4月9日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は大きく値動きせず、平均足に重なるような変動に終始しました。
平均足は陽連中ですが、実体が短く、角度も緩くなってきているため、ローソク足との位置関係も含め、上昇の勢いは減退していると考えられます。
ローソク足が再度平均足を上回れるかがポイントになりそうです。

<1時間足チャート分析>

大きく見ると、高値も安値も切り下げている状態の中、長期サポートラインで反発したあとのもみ合い相場となっています。
直近では平均足は陽連しているものの、ローソク足と何度も交差しており、明確な流れがないことがうかがえます。
上下どちらに相場が走り出すかに注目が集まります。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
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本日(2024年4月9日)の主な米国経済指標

特になし

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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