NY株(米国主要株式市場)見通しとニュース :要人発言で利下げ開始時期の後ろ倒しが示唆される(2024年4月19日)

マーケットレポート

昨日(2024年4月18日)の米国主要3指数振り返り

  • 終値:
    US30(米国ウォールストリート株価指数30): 37786.0(+17.5)<+0.05%>
    US100(米国100株価指数):17396.2(-129.8)<-0.74%>
    US500(米国500株価指数):5014.0(-13.2)<-0.26%>

※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。

4月18日の米国株主要3指数は、バラバラの値動きになりました。
US100は下落しましたが、US30とUS500は小動きにとどまりました。

NY連銀のウィリアムズ総裁が、利下げを急ぐ必要がない認識を示し、また必要に応じて追加利上げの可能性を排除しないとしました。
アトランタ連銀のボスティック総裁も、年末まで利下げできる状況にはならないと語っています。

市場が織り込む年内の利下げ回数は、2回を下回るまでに減っています。

個別で見ると、医療保険大手ユナイテッドヘルス・グループ / UnitedHealth Group Incorporatedは、同業の好決算を受けて3.0%上昇しています。

ネットフリックス / Netflix, Inc.は、取引時間終了後に四半期決算を発表しましたが、時間外取引では売りが先行しています。

メタ・プラットフォームズ / Meta Platforms, Inc.は、1.54%上昇しました。

自動車部品販売のジェニュイン・パーツ / Genuine Parts Companyは、利益見通しが引き上げられて11.22%の急上昇となりました。

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年4月19日)のチャートテクニカル分析

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年4月19日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年4月19日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は実体がほぼなく、長い上ヒゲを伸ばして引けました。
一時的に前日の高値を更新しているものの、押し戻されていることが確認できます。
平均足は陰連中で実体が長く、上ヒゲもほぼないため、目先は下降の勢いが強いと考えられます。
このまま下がり続けるなら、200日移動平均線がターゲットになるケースも想定されます。

<1時間足チャート分析>

高値、安値ともに切り下げる下降トレンドから、中期のレジスタンスライン、長期+中期のサポートラインに挟まれる価格帯での値動きに移行しています。
直近は上昇してローソク足が平均足を一時上回るものの、中期レジスタンスラインを形成して下落し、平均足>ローソク足の位置関係に戻っています。
目先は、レンジの上下どちらをブレイクしていくかに注目です。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

【US100(米国100株価指数)】本日(2024年4月19日)のチャートテクニカル分析

【US100(米国100株価指数)】本日(2024年4月19日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年4月19日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日は1本前の安値を更新する陰線が立ち、ここ5営業日中の4営業日が陰線となっています。
平均足はすでに陰連中で、段階的に実体が長く、上ヒゲが短くなっています。
ローソク足と平均足の位置関係からも、目先は下降トレンドであることを示唆しています。

<1時間足チャート分析>

長期サポートラインを勢いよく下に抜けてからは、高値、安値をどちらも切り下げる下降トレンドに転換しています。
ローソク足が平均足を上に抜けることがあっても、押し戻されてローソク足が下になる位置関係に戻っています。
目先は、中期のサポートラインをブレイクしたところで、前日の取引を終えました。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

【US500(米国500株価指数)】本日(2024年4月19日)のチャートテクニカル分析

【US500(米国500株価指数)】本日(2024年4月19日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年4月19日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は、直近安値を更新する陰線が立ち、5陰連を達成しています。
平均足は陰連し、それより安い価格帯でローソク足が先行して下げており、下降トレンドが継続していることを示唆しています。
一時的な戻りの水準の目安として、フィボナッチの23.6%、38.2%が活用できる可能性も考えられます。

<1時間足チャート分析>

高値、安値ともに切り下げる下降トレンドが継続していることを示すチャート形状です。
ローソク足が一時的に平均足を上に抜けることがあっても、反発して再びローソク足が下になり、安値を更新する値動きが繰り返されています。
直近は、中期のサポートラインを下に抜けたものの、反発して引けています。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
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本日(2024年4月19日)の主な米国経済指標

特になし

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OANDA Lab編集部

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