先週金曜日(2024年4月19日)の天然ガス動向振り返り
- 終値:1.736(+0.014)<+0.81%>
※OANDAが提供する商品CFD「天然ガス(NATGAS)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
NATGASは3営業日連続で上昇。
米国では平年より高い気温が続き、NATGAS価格の下押し要因として作用しています。
その一方、現在値は底値付近に位置しており、さらに下押す材料は見当たらない模様です。
材料が乏しいと報道されており、やや上昇で1日の取引を終えました。
なお、CFTC(米商品先物取引委員会)が天然ガスの投機的ネットポジションを公開し、およそ13万2000の売り越しでした。
3月中旬以降、売り越し幅の増加が続いています。
【天然ガス(NATGAS)】本日(2024年4月22日)のチャートテクニカル分析

(チャートは2024年4月22日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
ローソク足は陽線をつけ、3営業日連続で上昇しています。
平均足は陽連しているものの、ローソク足と重なり方向性は出ていません。
安値圏のレンジの中を上限に向けて上昇中です。
目先は、上昇が続きレンジ上限に到達するか、反落し再度底値を目指すかに注目です。
<1時間足チャート分析>
取引後半に大きく上昇し反落しましたが、始値を上回る水準で取引を終えました。
平均足は陽連しているものの、ローソク足と絡み合い明確な方向性は出ていません。
16日の安値を起点とする安値切り上げが続いています。
19日は16日の高値もわずかに切り上げており、上昇トレンド入りするかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、米国内石油リグの稼働数は前週比で5基増加し、511基でした。
増加幅はおよそ1か月ぶりの大きさで、稼働リグ数は今年の最大値を更新しました。
一方、天然ガスのリグ数は前週比で3基減少し、106基です。
3週連続で稼働リグ数を減らしており、減少傾向が継続しています。
天然ガス貯蔵量の推移(週間)

米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、天然ガスの貯蔵量は前週比で50bcf(10億立方フィート)増加し、2333bcfでした。
増加幅は市場予想より小さかったものの、在庫水準は直近5年間の平均を大きく上回っています。
また天然ガス(NATGAS)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>天然ガス(NATGAS)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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