昨日（2024年4月22日）の米国主要3指数振り返り

• 終値：
  US30（米国ウォールストリート株価指数30）：38287.5（+297.0）＜+0.78%＞
  US100（米国100株価指数）：17223.3（+170.8）＜+1.00%＞
  US500（米国500株価指数）：5018.2（+47.6）＜+0.96%＞

※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。

4月22日の米国株主要3指数は、揃って反発上昇しました。

この日は経済指標などの材料はありませんでしたが、中東情勢の悪化は見られず、リスク選好の動きになりました。
本格化する四半期決算シーズンについても楽観的な見方が根強く、最近売られていたハイテク株が買いに転じたことも、相場に安心感を与えました。

翌週にFOMCを控える今週は、1～3月のGDP速報値、個人消費支出（PCE）物価指数といった経済指標に加え、テスラ / Tesla, Inc.、メタ・プラットフォームズ / Meta Platforms, Inc.、アルファベットA / Alphabet Inc. A、マイクロソフト / Microsoft Corporationなどの決算が注目されます。

US500の参照先であるS&P500の主要な11セクターは、全てが上昇しました。
特にテクノロジーと金融の上げ幅が大きかったです。

個別で見ると、アルファベットA / Alphabet Inc. A、アマゾン・ドット・コム / Amazon.com, Inc.、アップル / Apple Inc.は、0.5～1.5％の上昇となりました。

エヌビディア / NVIDIA Corporationは、前日には10％下げたものの、この日には4.4％上昇しました。

テスラ / Tesla, Inc.は、米国に続いて中国やドイツなどでも値下げを行ったことで、3.4％下落しています。

ベライゾン・コミュニケーションズ / Verizon Communications Inc.は、増収減益決算を発表して4.7％下落。
ユナイテッドヘルス・グループ / UnitedHealth Group Incorporatedは2.9％下落、ウォルト・ディズニー / The Walt Disney Companyは0.6％下落しました。

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日（2024年4月23日）のチャートテクニカル分析

（チャートは2024年4月23日7時のもの）

左：日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線（期間200）」を表示
右：1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

＜日足チャート分析＞

前日の日足は上窓を開けて寄り付き、平均足の下ヒゲがある価格帯まで上昇する陽線が立ちました。
平均足は陰連中で、ローソク足が平均足の実体より下に位置していることから、直近の流れは下降トレンドであると考えられます。
フィボナッチの38.2％水準に差し掛かっているため、この比率が戻り目となるパターンも想定されます。

＜1時間足チャート分析＞

最初の長期サポートラインを下にブレイク後、さらに安い価格帯に次の長期サポートラインを形成しつつ反発し、ローソク足は平均足を上に抜けています。
この値動きで平均足は陽転しました。
直近では、中期のレジスタンスラインと何度か交わりましたが、最終的には上に抜けて高値をつけています。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

【US100(米国100株価指数)】本日（2024年4月23日）のチャートテクニカル分析

（チャートは2024年4月23日7時のもの）

左：日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線（期間200）」を表示
右：1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

＜日足チャート分析＞

前日の日足ははらみ足のような形となり、1本前のローソク足の高値と安値の範囲内に収まる陽線となりました。
また、陰連は3でストップしています。
平均足は陰連中で、ローソク足より高い位置にあるため、目先の流れは売り圧力が強いと考えられます。
フィボナッチの23.6％、38.2％といった比率が、戻り目の目安になるケースも想定されます。

＜1時間足チャート分析＞

安値圏で長期サポートラインを形成しながら反発し、ローソク足が平均足を下から上に追い抜きました。
この値動きにともなって、平均足も陽転しています。
一度ローソク足が平均足を下回るものの、中期サポートラインを形成しつつすぐ反発して元の位置関係に回帰しています。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

【US500(米国500株価指数)】本日（2024年4月23日）のチャートテクニカル分析

（チャートは2024年4月23日7時のもの）

左：日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線（期間200）」を表示
右：1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

＜日足チャート分析＞

前日の日足は反発する陽線が立ち、陰連は6でストップしました。
平均足は陰連を続けており、実体が長く上ヒゲが短いため、ローソク足との位置関係も含めて目先の流れは下降トレンドの可能性が高いです。
200日移動平均線は右肩上がりで、ローソク足より下にあるため、長期的には上昇トレンドに回帰する可能性も考えられます。

＜1時間足チャート分析＞

高値、安値ともに切り下げる下降トレンドが継続していましたが、長期サポートラインを作った水準で反発。
高値と安値を切り上げる上昇トレンドに転換しています。
ただし、ローソク足と平均足が何度か交差しているため、上昇の勢いはあまり強くないことを示唆しています。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
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本日（2024年4月23日）の主な米国経済指標

23日（火）22:45（米国）4月サービス部門購買担当者景気指数（ＰＭＩ、速報値）
23日（火）22:45（米国）4月総合購買担当者景気指数（ＰＭＩ、速報値）
23日（火）22:45（米国）4月製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ、速報値）
23日（火）23:00（米国）4月リッチモンド連銀製造業指数
23日（火）23:00（米国）3月新築住宅販売件数（前月比）
23日（火）23:00（米国）3月新築住宅販売件数（年率換算件数）

本日発表予定の経済指標はこちら

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