NY株(米国主要株式市場)見通しとニュース :主要企業の決算が続き、時間外取引にも注目が集まる(2024年4月26日)

マーケットレポート

昨日(2024年4月25日)の米国主要3指数振り返り

  • 終値:
    US30(米国ウォールストリート株価指数30):38152.0(-252.4)<-0.66%>
    US100(米国100株価指数):17695.6(+311.0)<+1.79%>
    US500(米国500株価指数):5101.8(+53.2)<+1.05%>

※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。

4月25日の米国株主要3指数は、ばらばらの展開となりました。
US30は下落したものの、US100、US500は強く上昇しています。

この日に発表された1~3月期の実質GDP速報値で、インフレの強さを示す経済指標が市場の予想を大幅に上回りました。

前日に発表されたメタ・プラットフォームズ / Meta Platforms, Inc.の決算では、AI事業が収益化できていない印象を市場に与えており、10.6%下落しました。
他のAI事業に関連するIT企業も、大幅な株安になっています。
US500の参照先であるS&P500の主要な11セクターでは、通信が一番下げました。

他に個別に見ていくと、IBM / International Business Machines Corporationとキャタピラー / Caterpillar Inc.は、どちらも決算内容がマイナス視されて8.3%、7.0%の下落になりました。
アマゾン・ドット・コム / Amazon.com, Inc.も1.7%下落しています。

アルファベットA / Alphabet Inc. Aとマイクロソフト / Microsoft Corporationは、予想以上の四半期決算を発表しており、時間外取引で上昇しています。

インテル / Intel Corporationは、第2四半期の収益予想が市場予想を下回り、時間外取引で8%下落しました。

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年4月26日)のチャートテクニカル分析

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年4月26日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年4月26日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は下ヒゲを長く伸ばす陰線が立ちました。
平均足は陰連中ですが、ローソク足の実体が平均足に埋没しているため、ここから続落するかに注目が集まります。
200日移動平均線は右肩上がりでローソク足より下にあるため、長期的には上昇トレンド中の下降局面である可能性も考えられます。

<1時間足チャート分析>

長期レジスタンスラインを頂点とした下落が継続する中で、中期サポートラインをブレイクしてからは下げの勢いが増しています。
安値圏で新たに中期サポートラインを形成してから反発し、ローソク足は平均足と同じ価格帯まで戻っています。
このまま平均足がレジスタンスになるかに注目です。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

【US100(米国100株価指数)】本日(2024年4月26日)のチャートテクニカル分析

【US100(米国100株価指数)】本日(2024年4月26日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年4月26日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は下ヒゲを伸ばす長い陽線が立ち、ローソク足の終値は平均足の下ヒゲと重なる水準にあります。
平均足は陰連中で、目先の流れは売り優勢と考えられるため、このまま平均足が頭を押さえての続落があるかがポイントになりそうです。
その際、フィボナッチの50.0%が戻り目の目安となるケースも想定されます。

<1時間足チャート分析>

ローソク足が平均足を割り込むことで平均足が陰転しました。
平均足に頭を押さえられるように下落していましたが、中期サポートラインを形成して反発。
取引時間終盤の急騰で、中期のレジスタンスラインを上に抜けました。
平均足も陽転しており、続伸する可能性が考えられます。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

【US500(米国500株価指数)】本日(2024年4月26日)のチャートテクニカル分析

【US500(米国500株価指数)】本日(2024年4月26日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年4月26日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は下ヒゲが長い陽線となり、ローソク足の先端は平均足の終値と重なっています。
平均足は陰連しているため、目先の流れは売り優勢であることを示唆しています。
このまま平均足がレジスタンスになって、続落するかがポイントになりそうです。
その際のターゲットとして、200日移動平均線を将来的に目指す可能性も考えられます。

<1時間足チャート分析>

中期レジスタンスラインをつけてから下落が始まり、ローソク足が平均足を下に抜けることで、平均足も陰線転換しています。
しばらくは平均足に頭を押さえられての下落が続いていましたが、安値圏で中期サポートラインを形成してからは反発。
中期レジスタンスラインまで一気に戻っています。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

本日(2024年4月26日)の主な米国経済指標

26日(金)21:30(米国)3月個人所得(前月比)
26日(金)21:30(米国)3月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前年同月比)
26日(金)21:30(米国)3月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前月比)
26日(金)21:30(米国)3月個人消費支出(PCEデフレーター)(前年同月比)
26日(金)21:30(米国)3月個人消費支出(PCE)(前月比)
26日(金)23:00(米国)4月ミシガン大学消費者態度指数・確報値

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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