NY株(米国主要株式市場)見通しとニュース :長期金利に下支えされて主要銘柄が上昇。今週はFOMC、雇用統計(2024年4月30日)

マーケットレポート

昨日(2024年4月29日)の米国主要3指数振り返り

  • 終値:
    US30(米国ウォールストリート株価指数30):38399.9(+123.2)<+0.32%>
    US100(米国100株価指数):17806.9(+82.8)<+0.47%>
    US500(米国500株価指数):5120.8(+17.8)<+0.35%>

※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。

4月29日の米国株主要3指数は、小幅ながら揃って続伸しました。
長期金利低下が株価を支えています。

先週末に大幅に上昇したマイクロソフト / Microsoft Corporationなどは売られましたが、最近売りが先行していたボーイング / The Boeing Companyやキャタピラー / Caterpillar Inc.は買い戻されています。

アップル / Apple Inc.はオープンAIと生成AI技術利用に関して協議したという報道が買い材料になり、2.5%上昇しています。

テスラ / Tesla, Inc.は、中国において自動運転システム「フルセルフドライビング」のソフトウェア展開に向けた規制上のハードルをいくつかクリアしたと報じられました。
このニュースを受けて、15.3%という大きな上昇となっています。

今週は、4月30日、5月1日のFOMC、5月3日の雇用統計に注目が集まります。

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年4月30日)のチャートテクニカル分析

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年4月30日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年4月30日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は陽線が立ち、2連騰となっています。
ローソク足は陰連している平均足の上ヒゲと重複する位置にあります。
平均足は実体よりも上ヒゲが長い形状であるため、下降の勢いはやや減退していることを示唆しています。
平均足がレジスタンスになって続落するかに注目です。

<1時間足チャート分析>

長期レジスタンスラインを頂点とした下落が続いていましたが、長い陰線が連続で出現してからV字反発し、底値圏に長期サポートラインを形成しました。
この反発から続く上昇で、ローソク足が平均足を上に抜けることで、平均足は陽転しています。
直近は、中期レジスタンスライン付近で上げ止まっています。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

【US100(米国100株価指数)】本日(2024年4月30日)のチャートテクニカル分析

【US100(米国100株価指数)】本日(2024年4月30日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年4月30日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は3連騰となる陽線で引けました。
平均足は陰連していますが、実体が短く、上ヒゲが長く伸びています。
また、ローソク足の実体が平均足の実体より上に位置しているため、目先の流れは不透明であると考えられます。
このままローソク足が平均足を明確に上回っていくなら、トレンド転換の可能性も考慮する必要があります。

<1時間足チャート分析>

下げ止まった先端に長期サポートラインが形成されてからは、高値、安値を切り上げながら上昇が続いています。
上下に振幅する値幅が大きいため、ローソク足が平均足を追い抜くことで、平均足が転換しています。
直近では中期サポートラインを形成してから反発し、中期レジスタンスラインを上に抜けています。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

【US500(米国500株価指数)】本日(2024年4月30日)のチャートテクニカル分析

【US500(米国500株価指数)】本日(2024年4月30日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年4月30日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は陽線が立ち、ローソク足の上ヒゲは平均足より上に飛び出しました。
平均足は陰連しているものの、上ヒゲが長いです。
ローソク足との位置関係と合わせると、下落の勢いが弱まっている戻り局面であることを示唆しています。
このままローソク足>平均足の関係が続くなら、いずれはトレンド転換する可能性が高いです。

<1時間足チャート分析>

長期サポートラインでいったん押し目をつけてから反転上昇し、ローソク足が平均足を上に抜けることで、平均足も陽転しました。
ここから以降は、おおむね平均足がローソク足をサポートする形での上昇が続きました。
前日には、それまで頭を押さえられていた中期レジスタンスライン付近でもみ合って取引を終えています。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

本日(2024年4月30日)の主な米国経済指標

30日(火)(米国)米連邦公開市場委員会(FOMC)1日目
30日(火)21:30(米国)1-3月期四半期雇用コスト指数(前期比)
30日(火)22:00(米国)2月ケース・シラー米住宅価格指数(前年同月比)
30日(火)22:45(米国)4月シカゴ購買部協会景気指数
30日(火)23:00(米国)4月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)

本日発表予定の経済指標はこちら

CFTC投機筋の株価指数・商品・債券ポジション推移チャート

CFTC投機筋の株価指数・商品・債券ポジション推移チャート
(画像は2024年4月30日8時30分のもの)

S&P500(E-mini)/S&P500の直近1年間のポジション推移です。
買い(Long)は減少、売り(Short)も減少し、差し引きすると先週も合計(Net)は買い越しとなりました。
Open Interest(総取組高)は、前週と大きく変わりませんでした。

CFTC投機筋の株価指数・商品・債券ポジション推移チャートはこちら

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