ドル/円見通し(為替/FX ニュース ):ドル円は大きな円高で156円台前半|政府・日銀の市場介入の可能性(2024年4月30日)

FXレポート

昨日(2024年4月29日)のドル円動向振り返り

ドル円は大幅に円高。

昨日の午前中も円安トレンドが継続し、一時160円を超えて円安が進みました。
午後に入ると円が大幅に買われ、155円近くまで急落する展開です。
政府・日銀による市場介入の可能性が指摘されています。
神田財務官がこの動きに関して発言し、介入の有無について明言しない一方、介入実績は通常通り公表する旨が報じられています。
その後も反発と急落が繰り返される荒い展開ながら、徐々に値動きの幅を縮めました。

なお、米国要人の発言は伝わらず、主要な日米経済指標の発表もありませんでした。

本日(2024年4月30日)のドル円チャートテクニカル分析

本日(2024年4月30日)のドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2024年4月30日7時のもの。「Orderbook3」を表示)

「オーダーブック」を見ると、153円付近から155円台前半にかけて、買い注文が厚いです。
サポートラインよりも円高部分に広がっており、買い意欲の強さが分かります。
その中でも、155円付近の買い注文が特に厚いです。
サポートライン付近に位置しており、これを意識した注文の模様です。

その一方、158円付近に、特に厚い売り注文があります。
キリの良い数字であり、これに着目した注文の可能性があります。
また、160円付近の売り注文も特に厚いです。
レジスタンスライン付近で発注されており、これが意識されていると考えられます。

「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから

ドル円と他の通貨ペアとの相関分析

ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2024年4月30日7時のもの)

過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と強い相関関係だったのは、ユーロ円、ポンド円そして豪ドル円です。
その一方、逆相関関係だったのはポンドドルと豪ドル米ドル、弱い逆相関関係だったのはユーロドルです。

相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール

米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析

米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2024年4月30日7時のもの)

直近で最も強い通貨は円、最も弱い通貨はドルです。
円は大きくマイナスに進んだ後、プラスに急速に反転しました。
ドルはややマイナスで取引され、昼にマイナス幅を広げました。

通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート

今週のドル円の注目材料

30日(火)(米国)米連邦公開市場委員会(FOMC)1日目
30日(火)8:30(日本)3月失業率
30日(火)8:30(日本)3月有効求人倍率
30日(火)8:50(日本)3月鉱工業生産・速報値(前年同月比)
30日(火)8:50(日本)3月鉱工業生産・速報値(前月比)
30日(火)17:00(ドイツ)1-3月期国内総生産(GDP、速報値、季調前)(前年同期比)
30日(火)17:00(ドイツ)1-3月期国内総生産(GDP、速報値)(前年同期比)
30日(火)17:00(ドイツ)1-3月期国内総生産(GDP、速報値)(前期比)
30日(火)18:00(ユーロ)1-3月期四半期域内総生産(GDP、速報値)(前年同期比)
30日(火)18:00(ユーロ)1-3月期四半期域内総生産(GDP、速報値)(前期比)
30日(火)18:00(ユーロ)4月消費者物価指数(HICP、速報値)(前年同月比)
30日(火)18:00(ユーロ)4月消費者物価指数(HICPコア指数、速報値)(前年同月比)
30日(火)21:30(カナダ)2月月次国内総生産(GDP)(前年同月比)
30日(火)21:30(カナダ)2月月次国内総生産(GDP)(前月比)
30日(火)21:30(米国)1-3月期四半期雇用コスト指数(前期比)
30日(火)22:00(米国)2月ケース・シラー米住宅価格指数(前年同月比)
30日(火)22:45(米国)4月シカゴ購買部協会景気指数
30日(火)23:00(米国)4月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
1日(水)(ロシア)休場
1日(水)21:15(米国)4月ADP雇用統計(前月比)
1日(水)22:45(米国)4月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
1日(水)23:00(米国)3月雇用動態調査(JOLTS)求人件数
1日(水)23:00(米国)4月ISM製造業景況指数
1日(水)27:00(米国)米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
1日(水)27:30(米国)パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見
2日(木)8:50(日本)日銀・金融政策決定会合議事要旨
2日(木)21:30(米国)前週分失業保険継続受給者数
2日(木)21:30(米国)前週分新規失業保険申請件数
2日(木)21:30(米国)3月貿易収支
2日(木)23:00(米国)3月製造業新規受注(前月比)
3日(金)21:30(米国)4月失業率
3日(金)21:30(米国)4月平均時給(前年同月比)
3日(金)21:30(米国)4月平均時給(前月比)
3日(金)21:30(米国)4月非農業部門雇用者数変化(前月比)
3日(金)22:45(米国)4月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
3日(金)22:45(米国)4月総合購買担当者景気指数(PMI、改定値)
3日(金)23:00(米国)4月ISM非製造業景況指数(総合)

本日発表予定の経済指標はこちら

またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート

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